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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

ホテルオークラ

今日はホテルオークラを訪れて,またまた背伸びランチをしてきた.

時期的に身内の内定祝いとしたいところだったが...

 

以前の背伸びランチはこちら.

 

pytho.hatenablog.com

 

すっかりハマってしまったので,メンツを変えたりして,リピートか別店舗も攻めたい.

目下彼女がいないのが甚だ残念といったところ.

 

さらに時期的な問題としては,五輪が挙げられる.

どうも要人:それも世間を騒がすあの会長との噂もが宿泊しているようで,警備は厳戒態勢だった.

入り口には金属探知機と荷物のX線検査が設けられていた.

さらにロビーには五輪関係者向けのブースも設けられていた.

あまり写真をとれそうな雰囲気でもなかったので,パネルくらいに留めておいたが.

また五輪のボランティアらしき人や車両も散見された.

 

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せっかくの機会だったので,新設の虎ノ門ヒルズも利用してみた.

まだ暫定開業といった様子で,工事用のパネルも見え,構内は殺風景だった.

 

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して,ホテルオークラは桃花林を利用した.

緊急事態宣言が再発令とのことで,種類の提供は止められていた.

単品など色々あったが,今回は5千円の今月のランチコースを注文した.

内容は以下の写真の通り,前菜から始まり,主菜はエビチリだった.

 

 
 
 
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味は値段相応で抜群によかった.

味付けもさることながら,やはり食材もいいものだった.

エビチリのエビやイカの湯通しのイカも.

あるいは下処理の妙技か.

特にイカは柔らかさとのバランスが異次元に感じられた.

コックの腕前的コンテクストとしてはふかひれスープもびっくりだった.

オークラでは比較的安価なコースもあってか,ふかひれの大きな身が入っていたわけではないものの,スープの下部に茶碗蒸し的な層が隠されていた.

 

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また個人的に最も美味しかった品は,ホタテをエビで包んだ揚げ物だ.

山椒塩で食べたのがよかったのかもしれない.

断面が鮮やかで作るのに器用さ,腕が不可欠で,自分では到底作れなさそうに見えた.

 

あるいはそもそもこれほどのコースが月替わりというのもすごい.

レシピを考えたり,材料を調達するのにも,しっかりとリソースを割いて,飽きさせない試みが素晴らしい.

もっとも初見で素人な私の関わるところではないが.

近日中に再訪も大アリだ.

辞令で地方に飛ばされているかもしれないが.

予約が遠くならざるを得ない,超人気っぷりは,仕方ないながら課題だ.

 

食材もこうした店ならではだ.

クラゲくらいなら,そこそこの中華料理にもあるだろうが,やはりいい.

せっかくなので北京ダックも食したいところだったが,満腹で追加注文は難しかった.

在宅の連続ですっかり胃容量や体力が失われてしまった.

実は北京ダックもある高級めなコースも1.6万くらいで用意されていたので,それを頼むのも良かったかもしれない.

コースは海鮮が多かったし.

社会人になってからというもの,自粛で消費先が限られていることもあり,金が余って仕方がないので.

 

またお冷の代わりとして出されるジャスミン茶も普通に美味しかった.

暑かったこともあり,がぶがぶと飲んでしまったのはやや品に欠けたか.

まあ熱中症になったらアレなので.

 

さらにお茶を注いでくれたりするホテルマンの所作にも感嘆した.

そこにベテランと新人で違いがあるのも面白かった.

そこは最高水準に教育すべきでは,と思いつつも.

具体的にベテランの洗練された仕草は細かいところに表れる.

お茶を注ぐにしても,ベテランはポットの先にタオルを当てて机に垂れるのを防ぐ.

新人はまだそれができていなかった.

あまりクレームまがいのことは書かないようにしようと思うが.

これこそ暗黙知か.

都市問題に切り込んだ書籍

比較的最近本屋B&Bというのを知り,イベントを毎日のように開催している新進気鋭の書店とのことで,興味のあるテーマで就業後にZoomで参加してみた.

 

織山和久×駒田由香×西田司 「人間のための都市の再生外部不経済とコモンズの視点から」 『自滅する大都市』(ユウブックス )刊行記念 | 本屋 B&B

 

本屋も単純な小売としてはECに勝ち目がないので,あの手この手で生存を図っている.

類似だと以下に言ったりしていた.ただここは悪くないが,遠い上に入場料も割とバカにならないので,頻繁に行ける感じもないのがなんとも.

 

pytho.hatenablog.com

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ちなみに今回のイベントの目的の1つに,このイベントに限らずB&Bという本屋がどんなものかと知りたかったが,著者と本書の話以外ほとんどなかったので,ここは伺いしれず残念なところだった.

であればオフで参加してみるほかないか.下北沢,出社していたとしても絶妙に遠いが.

 

今回のイベントは著者の3人がそれぞれのセッションを持って順繰りにスライドにまとめた内容を発表した.

発表者ごとにスタイルや内容に差があるのは面白かったが,全体としての共通した方向性は弱かった印象もある.

いたか分からないが,現地やウェビナー上で質疑も随時受け付けの形だった.

色々聞きたいこともあったが読んでいないのに質問するのも失礼そうな感じがして,どうしても攻撃的な態度になってしまうのもどうかと思って黙っていた.

 

印象,センセーショルなタイトルで日本の都市生活に噛み付いている.

それ自体の内容には同意する.

ただアカデミック系エリートの文殊の知恵の割には,根拠が弱かったりする印象もあった.

これは工学的要素の強い土木と,デザインやコンテクスト的な文学的で複合的要素の強い建築での都市の見方のアプローチの違いによるものなのかもしれない.

公と私のどちらを主にとるか.

 

 

で,アカデミックな部分が気になったのでCiniiで調べてみた.

すると筆頭著者は博士持ちで教授も務めながら,引っかかったのはたったの3本だけだった.

修士終了1年目の分際ではあるが,そりゃ統計分析とかが薄いわけだと感じざるを得ない.

独自解釈と分析をするのは自由だが,それが普遍的な因果関係を説明できたと担保できるかは別問題だ.

スライド中に,あるいは本書の中にもあるのだろうか,都市間の経済指標などを分析でとっていた.

しかしまともに数学的根拠を伴う論文を書いた人なら,決定係数0.3のデータは使わないだろう.

 

もちろん今回はただの書籍紹介コーナーで,指摘が場所違いであるのは十分承知だ.

また都市指標の分析は様々なノイズが乗らざるを得ないので,もともと甘めに見るのが妥当であることも理解できる.

ただ科学的態度として適切かは微妙なところと私は感じたというのが正直なところだ.

 

著者はそうしたデータいじりが好きなようだが,趣味ならともかく,外部へ発信するなら,統計学的背景は求められるだろう.

こういう薄い分析は昨今よく目にするので目眩がしてくる.

研修の一環での弊社のデータサイエンスも薄いことしか聞けなかったし,オンラインサロンをやっているような人も大体そうだ.

後者は確信犯的に誤用している説も大いにあるが.

 

 

とはいえ薄めの根拠でも同意できるところは多くあった.

だからこそ根拠が盤石であればよかったと切実に思う.

ここではよくある話でもあるが,地域コミュニティの重要性の話がされたりした.

東京の生活においては,隣の人の顔も分からないし,電車の密接な他人に対し辟易としている.

都市化は人が集まることによって生まれる交流に本源的価値があるにも関わらず,現代都市生活はそれを捨てていて本末転倒といった具合だ.

 

これは非常に同意するところで,会社のアイデアソンでもそれらをテーマにやろうとも思ったが,チームの同意がとれなかった.

薄いチームである.会社の愚痴は始めると止まらないので今回は抑える.

 

そして都市生活だけでなく,そもそもとして会社にも東京に置くことへの懐疑を問題提起した.

ふむふむ.確かに一理ある.

弊社の地方支社の方の話を聞いても,案外そちらの方が文化的生活を営めていそうな印象を受けた.

 

東京だと会社が大きすぎて,部署ごとに区切られてしまう.

支社は会社全体でもワンフロアかそこらなので,意外と顔見知りでだからこその他部署との機動的交流や全体的イベントも開きやすい利点がある.

 

これは弊社だけではないはずだ.

 

地方生活をしたことないので比較はできないが,首都圏の生活は余裕がないし,そこら中対立している.

そこに文化的生活はあるのだろうか.

結局ベットタウンかオフィス街くらいの違いしかないので,街に個性や強みもない.

当然面白くもない.私はホームタウンに愛着もクソもない.

いくら東京の資本が充実しているとはいえ.

 

 

さらに言われていたのが,都市としての間だ.

建ぺい率での空地や道路が当てはまる.

確かに東京の間なんてものはビルの間の暗い排気と室外機くらいのイメージのものだ.

しかも狭いから余裕がない.あるのは圧迫感だ.

 

これは大学院の講義でやったが,日本はオープンスペースが少ない.

ベンチのような座れる場所も圧倒的に少ない.オープンカフェもない.

これも交流の少なさに拍車をかけているだろう.

 

私空間ばかりだから,他者との集合・交流する機会も少ない.

日本の文化の根本は排他ではないかと思えるほどに.

 

そうして交流がないから,自分の組織くらいしか拠り所がなく,人生的にも薄くなる.

これは自分自身の回顧と反省でもある.

人脈は学校と会社のほかにほとんどない.

近所付き合いもすべきなのだが,親が排他的である.

変な人と交流するなと,ブーメランを口から吐いている.

 

私自身進学はうまくいったから,ニーズがあれば大学などについて教えたりしたいのだが,機会が社会的に抑圧されている.

大変な機会損失だ.

自分で言うのもなんだが,私の住んでいる街に東京一工が何人いたものか.

 

そうでなくとも意外と身近に需要と供給の均衡点はあるはずだ.

例えば電気工事や水道工事も業者に頼まずとも,信頼しうるご近所が有資格者かもしれない.

もっと社会的なテーマであれば保育だ.

特に東京は慢性的な待機児童問題があるが,地域信頼のベースがあれば,そこを頼るだけの話だ.

独り身の高齢者の脳の活性化にも丁度いいかもしれない.

それこそが文化的都市生活というものだ.

 

モーレツ社員など家族も持たずに会社で寝泊まりしてればいいものを,下手に人間を演じるから破綻するわけだろう.

 

youtu.be

 

 

話が逸れた印象をもたれるかもしれないが,実際に都市からこうした社会問題へテーマが移った.

あるいは都市構造へ軸足を戻せば,道路環境,ひいては車に関するものもあった.

そこも簡単に紹介しつつ,自己の考えをまとめておこう.

 

 

 

紹介は超手短に.筆頭著者がエスカレート気味な印象も,上記の社会問題への提議からあったが,彼は車が嫌いなようだ.

それはともかくとして,車優先の都市構造,それをミクロまで許容するのが許せないらしいようだった.

何も二項道路として街区の奥まですることなかろうと,幹線道路だけを満足に整備して,自転車やらを使えばよかろうと.

確かにこれは日本人のエゴもありそうだ.

 

ただエスカレート気味だったこともあり,ここは賛否両論がありそうだとフォローしておきたい.

確かに街区内の通過交通は排除すべきものだ.

そういう意味で先日の千葉での事故も同じコンテクスト上の社会課題とも定義できる.

 

ただ仮に街区内がすべて私道,あるいはそれに相当する等級になったときの弊害も考慮すべきだろう.

まず緊急車両の問題がある.

街区のある程度まではしっかりした道路がないと,いざというときに危ない.

 

ゴミ出しも遠くの収集場所まで徒歩が長くなるかもしれない.

インフラ系の公共サービスも課題がありそうだ.

宅配が自宅の前まで来ないかもしれない,追加料金が収集されるかもしれない.

 

ただ交通量を極限まで減らせるのなら,舗装の形態も変わるかもしれない.

安価に砂利道にしてしまうかもしれないし,土に回帰して植生が蘇り多様な環境が取り戻されるかもしれない.

 

 

車に戻れば,CASEのようにシェアリングで各家庭に駐車場がいらなくなり,建ぺい率の制限がより苦しくなる未来も近そうだ.

付帯義務含め,このあたりも法改正の潮目に近づきつつある印象だが,本国は柔軟に対応できるだろうか.

 

 

本を買おうと思えるほどではなかったが,考察の機会をくれたので,面白いイベントでは有意義であったとは思う.

隈研吾展の感想

昨日,表記のとおり東京国立近代美術館にて行われている特別展の隈研吾展を見てきたので,そこでの感想をまとめようと思う.

日本の美術館系にしては珍しく思えるが,写真撮影が比較的許容されていたので,写真も多く示しながらまとめたい.

 

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冒頭はやはりキャッチーで最近の代表作である五輪会場,国立競技場のエスキス模型がまとめられていた.

しかしこの区画は残念ながら撮影禁止だった.

代わりと言ってはなんだが,エスキスではないしっかりした国立競技場の模型を以下に.

 

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やはり時間が短かったのか,CAD図面の床面の上に壁のスチレンボードが重ねられていたりするのは,代表的な建築事務所の忙しさが表れているようで面白いと思った.

雑な作りと悪く換言することもできるが.

このあたりは今後は3Dプリンターによって大きく変わりそうな予感もある.

 

ちなみに私も建築系・環境系の講義でエスキス模型を作ったことがあり,プロ建築”科”というわけでもなかったので,同様に紙の図面にスチレンボードを切り貼りしていた.そのため親近感を覚えた.

 

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また冒頭の画像にも示した通り,本企画は隈建築に加えて,彼自身が感じたネコの視点の重要性が付加されている.

しかし要素を1/100にしたような,細部や全体のエスキス模型では,鳥瞰的・俯瞰的視点は養えても,当事者的・人間的視点はおろか,猫の目的・虫の目的な称揚的視点の外挿は難しいと思えた.

 

わざわざ金を払って展示を見に行く人にしては珍しいだろうが,個人的には案外批判的な目で見て回ってた.

どうしても隈建築の印象として,木の板を切り貼りしたり,構造的なノイズ,視覚的効果としてだけの木の利用が引っかかる印象があるからだ.

浅学だが彼の建築は構造的には単純な鉄骨造に見えてしまうからだ.

さらに木という自然材料を使いながらも,その使い方は死んでいる.構造的にも死荷重だし,役割を担えているでもない.

有名な話だが,国立競技場の天井の梁も鉄骨を覆うだけで,建築のカテゴリも木造ではない.

彼はポストモダンに大別されるが,やはりモダニズム建築のダイナミズム,曲線,目を引く構造が好きなのだろう.

 

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上は浅草文化観光センターの模型.

外部の柱もとい窓枠の木は階層ごとに分断され,構造的耐力は内部の透明で置換されたRC(Reinfoced Concrete)か鉄骨の柱に依存している.

 

国立競技場で廃案となったザハ建築は,曲線的なモダンな設計で,キールアーチに代表される構造的支持の面白さが好きだった.

というか国内の高層ビルにしても,日本は管理性,窓拭きのしやすさのみ重視して,町並みや外観としての面白さが大きく欠如している.

 

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上は小松精練ファブリックラボラトリー.

ごく一般的なSRの箱物の天井にアーチの構造体と,カーボンファイバーによるカーテン状の構造が目に留まる.

アーチとして見るとザハ案に劣るし,曲線的にもカーボンファイバー:糸なので面的な面白さは劣る.

またこのアーチに構造的重要性が感じられない.

特別に支持するような大径の柱も見られないし,片面にだけ引張力を持たせる意味がない.

筋交い的なものがあればまだしもといった印象だ.

 

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上は富山のガラス美術館であるKirariだ.

重層的でありながら,ショッピングモールにあるような画一的吹き抜けと異なり,意図的にズラされているのは面白い.

彼は幾何学的なパターンの繰り返しを,あえて少しズレさせることをよくする印象がある.

これはこれでモダンな建築っぽくあり,断面図を精査してみると,柱が不連続のように見え,構造的な非効率がとられているように見える.

ここは訪れたことがあったが,こうして断面的に見ないと気づけない.

 

 
 
 
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 私の大好きなポートランドなど世界各地にも建築をされているが,伝統的日本建築感はあまりない.

特にポートランドは日本の関連施設なので,もっと古い日本の雰囲気を出したほうが,受けそうだが.

 

ちなみにこれらが記述されたパネルの撮影はNGだった.

だったら今回の展示についてまとめた書籍を出してくれ.

 

ミュージアムショップは関連書籍はあったが,そういうのはなさそうだった.

ちなみにせっかくだったので,常設展の解説本がフルカラーで1300円くらいで激安だったので,記念にそれだけ購入したのは余談.

 

批判的記述が多かったが,個人的に好きな展示もあった.

某スタバなどでこうした組木的な要素があり,それを原寸大?で展示されていた.

そこで節点を見れたのは非常に面白い.

ただこれはパターンなので,結局のところ工場的な繰り返しで,それぞれに色やグラデーションがないのはやや残念なところでもある.

また実際はより丁寧かもしれないが,案外節点での隙間が大きかったり,単純にビスで貫通させているのも残念だった.

このあたりは現代建築での価格競争の中で厳しいのかもしれないが,ここに伝統工法が組み合わされば最強とも思う.

ただやはり壁全面のような規模感で,ただでさえ不足する職人の工数や単価を考えると,現実的とは言い難いか.

ただ構造的な合理性とは競合しないようにも思う.

錦帯橋がいい例だと思う.

 

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上はシドニーのThe Exchange.

これも隈建築には珍しく曲線的なのが面白い.

さらに木を使うのは隈らしいが,こうした飾りの要素であれば,加工性からして鉄一択だが,そこをこだわり通しているのは好印象に感じた.

 

 

で,前半は普通のエスキス中心の建築展.

別室でネコを中心とした展示が行われている.

こちらはインタビュー動画やCGを駆使した現代的な展示.

 

半野良のネコの生態や生活に注目して,東京の都市としての構造をリフレーミングしているのは面白い.

特に窮屈さを良しとする姿勢は新鮮な印象だった.

とはいえこちらは展示としてのボリュームがどうしても少なかったかなという残念さが残る.

しかも都市のネコと隈建築に繋がりがあまりなかった.

 

ただ決して不満だったわけではなく,深く考察できたからこそ,知的好奇心が満たされたというのが率直で素直な感想になる.

 

pytho.hatenablog.com

 

勉強会とMVC

 

Webアプリを勉強しておりーそのせいで本ブログの更新はほぼ途切れかけていたー,MVCの大観が理解できてきた.

つきましては同志と近いうちに,インタラクティブに情報共有としての勉強会を開きたい次第だ.

そこでのテーマの粒度やどこまでインタラクティブに行えるかは難しいところだろうか.

 

話が逸れるが,勉強会というのも,ここのところ私生活でのニューノーマルとして萌芽となっている.

アルバイト時代の頭のいい友人に誘われたり,社内有志の企画が進行していたりする.

GAFA独禁法や注目される著書の紹介を持ち回りでやったりして生産的で面白い.

Amazon、「カーン委員長外し」を嘆願 FTC独禁調査で: 日本経済新聞

最近では私の回として,本ブログでもしばしば記してきたToTALについて,そこでの紹介をし,東工大の魅力も周知しておいた.

特に議論が盛り上がったのはティール組織の部分だ.私の問題提起が刺さった印象もある.

 

pytho.hatenablog.com

 

別件だが労働問題も組織論との関連性が高いか.

「正社員クラブ」もう限界 オンライン労組、若者動かす: 日本経済新聞

絶望の労働組合(下)JR東でスト失敗、そして誰もいなくなった:日経ビジネス電子版

 

あるいは教養関連も盛り上がった.

youtu.be

 

東工大は愛校精神を育むようなコンテンツは一切していないが,単純に高品質な教育をすることにより結果的に育まれる良いエコシステムを築けている印象だ.

東工大の卒業生の多くは,順調なキャリアに伴い高給取りとなるから,そこで寄付も募りやすい好循環だ.

その勉強会でも話した内容だが,私も機会があれば,MOT修士の研究内容の続きとして戻りたい気持ちも強い.

ひとまず社会保険もあるし,社会の荒波に3年は揉まれておこうとも思うが.

 

これまでもプログラム経験はあった.

卒論や修論でもシミュレーションがそうだ.

とはいえ,これらはそのアプリ上での数値の動きでしかなかった.

これをWebブラウザに表示しつつ,動的に変化させる術,スキルはここのところ学んだわけだ.

とはいえ,MVCのModelの概念はそこにはなかったものの,プログラミング経験からそういうことねとインポートできる感がある.

また静的ページも最低限にとどまっていた.

高専在学時に1,2時間やった程度で,思い出す要素すら頭にはもう残っていなかったので,先日1から学んだと言っても良い.

 

そういう集まりの中だからこそ,勉強に対する危機感や意識,団結力も強いものと感じている.

とはいえ初心者なので出しゃばるわけにもいかず,であれば手を挙げる人がいてくれるか分からないが,オムニバス形式にして私以外のトレーナ,パネラーを募れば,企画として成功できるのではないかと仮説がある.

 

まあ追って,この結果とかをまとめたりしたい.

ひとまず周知して土日に気合入れて情報収集と資料作りか.

瀬戸内旅行具体化の検討

 

ひとまず1回打ったし,それが十分でないことは承知しつつも,ぼちぼち辞令が出てどこに行くかも分からないので,その前に旅行をしておきたいところである.

で,それこそ広島や西日本に飛ばされる可能性も高いわけではあるが,今度の五輪開会式に合わせた連休を使って,やはり瀬戸内方面に行っておきたい.

 

pytho.hatenablog.com

 

これは上記のように以前から言った通りだ.

そこで具体的にやりたいことを+を優先度として旅程の時系列で洗い出すと

という感じだ.

 

具体的な主要地域のルート・旅程

0日目

  • 東京

1日目

2日目

  • 備前落合:おろち号(8:45-12:36)下車
  • 三次
  • 広島
  • 呉:泊

3日目

4日目

5日目

  • 東京:飛行機

 

 

しかしこうして具体的に洗い出して時刻表などと照らし合わせると,4連休の枠にどうしても抑えきれない.

そのためいずれかの工程は削り落とさざるを得なさそうだ.

最悪有給もあるが,ここは甘えずにうまく抑えたいところなのだがムムム.

 

また前提としている初日のサンライズは,連休ということもあり,現在ノビノビ座席の指定席含め満席のようで,予約がとれるかすら怪しい.

未確認だがおろち号然りだ.

 

ひとまずこれらの最難関チケットの動向を見守りつつ,それに応じて旅程を調整して,1.5年ぶりの旅行に行きたい.

 

参考文献

奥出雲おろち号【JR木次線トロッコ列車】 | 出雲の國・斐伊川サミット

etSETOra(エトセトラ)│観光列車の旅時間:JRおでかけネット

【自転車で測った】しまなみ海道サイクリング尾道~今治の距離と所要時間を島ごとに計測! | じてりん-自転車初心者輪行計画