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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

編入学試験

はじめに

同じ年度に複数の国公立大学を受ける方法をご存じでしょうか?

なんと編入学試験で可能なのです.しかも無制限です.(ただし推薦を除く)前期後期の2回とかそんなレベルではありません.私にとっては,遥か昔の話ですが,やっぱりこの手の情報は不足していると感じたし,一般的になるべきでもあろうと思い記した次第です.

ちなみに私は土木系の専攻で,出身は12年入学18年卒業の群馬高専です.高専ではだらだらやって中の上くらいで,卒業時はだらだら過ぎてケツでした(笑)

 

私が受けたのが以下の大学です.

横浜国立大学

首都大学東京

埼玉大学

豊橋技術科学大学

またこれらも受けようと本気で考えていました.

東京工業大学

千葉大学

また推薦を使うことで非常に簡単に以下の大学に入れます.私は入学確約が嫌だったのでスルーしましたが.最初はあわよくば東工大編入と考えていたので,絶対無理ですけど.

群馬大学

宇都宮大学

千葉大学

なんだ千葉大学について矛盾してるじゃないか,と思われるかもしれません.千葉大学は推薦と学力を両方やっていたのです.比較的珍しいパターンです.じゃあ学力試験をなんで受けなかったのかというと,日程が被ってしまったからです.無制限に受けられると前述しましたが,さすがに影分身はできないので,日程が被ってしまうにはどうしようもないのです.ちなみに被ったのは埼玉大学だったかと思います.まあ近いからというありきたりな選択でした.今思うと英断でしたね.

 

というのも試験結果が,,

横浜国立大学:不合格

首都大学東京:不合格

埼玉大学:合格

豊橋技術科学大学:合格

といった具合だったわけです.実はこの並び志望順でして,流れ的に埼玉大学を選択したというわけです.もし千葉大学を受けて不合格だったら,人生は大きく変わっていたでしょうね.運がいいというか,なんというか.

 

手ごたえとしては,,

首都圏3大学は正直落ちただろうなというのがありました.

横浜国立大学は,面接で英語の短文を読み訳す課題が与えられたのですが,全くできませんでした.ほかの質問も圧迫気味でうまく答えられませんでした.筆記はぼちぼちだったものの,面接で落ちを確信しましたね.

首都大学東京は,筆記の英語が全くできませんでした.面接も挽回はならずといった具合.

埼玉大学は,他学科も同教室で受けていたのか,出身高専の隣だったこともあってか,同級生をはじめ受験生が非常に多く,単純にこの競争は難しいだろうなというのがありました.

ちなみに,豊橋技術科学大学は特筆して簡単でした.多分,3年生の段階で受けても,真ん中くらいの成績で受かったんじゃないかなというくらいに.

そんなこんなで3大学を受けて撃沈してしまいまして,東京工業大学は受験日が遅くモチベーションが保てず諦めたのでした.多くの大学が5月頃からぼちぼち面接が始まり,6月に筆記のピークが来て,9月頃に結果が分かってくるという感じの中,上位校(東大,京大,東工大など)は8月末とかに試験をするんですね.

ちなみになんで技術科学大学を長岡でなく豊橋にしたのかというと,群馬から離れたかったというのと,建築も少しかみたかったというのがあります.雪も嫌ですしね.

 

埼玉大学編入学進学

ただ意外にも埼玉大学に合格していたので,そこに進学することにしたわけです.成人式でいきりまくったのは,ちょっと反省しているところです.

編入サークルというのがあることを,入ってから一か月後に知ったんですが,結局行きませんでした.最初に教えてくれればよかったなあとか思ったり.でもまあ高専に対して同族嫌悪みたいな,ぶっちゃけ同族とも思ってないですが,あったので結果オーライですかね.私の人生こんなのばっか(笑)

あと他で入ったサークルでゴタゴタしたのがアレでしたね.これもいつかブログにしたいかも.

 

対策は

面接は

ぶっちゃけ研究室はどこでもよかったんですが,そうは言えないんで各大学にそれっぽい理由を用意してた気がします.埼玉大学だけ覚えていて,パンフレットに奥井義昭先生の欄に橋のデザイン工学とあって,これは素直に面白いと思ってそういうのがやりたいといったような話をした覚えがあります.

特に先生にアポとって練習とかはしなかったですね.すべきだったんでしょうが,何分学校全体が嫌いでしたので.自己責任なんですけど.この話はまた後日..

まあネットで最低限のマナーを調べて,志望動機とか頑張ったこととかありきたりなものの対策だけしました.そういうのって往々にして聞かれないものなんですけどね.なんなんでしょうあれ.本質が図れないからなんですかねえ?

逆によく聞かれたのが,希望する研究室に入れなかったらどうするってやつですね.おそらく,外部はこれまでの成績を判断しにくく,優先配属できないのでその都合でしょうね.自分は,高専の卒業研究が都市計画系だったので,そっちにも同等に興味があると答えました.結局,院の今現在は計画系にいるんですけどね.

 

筆記は

振り返れば驕りがすごかったなと.まあ地頭はよかったのでそこでといった感じ.

ただ英語は努力がないとどうしようもないので,前述のようにボロボロでした.

試験科目

すべての大学で数学と面接がありました.当たり前ですね.

追加で横浜国立大学が専門科目(構造力学など),首都大学東京が英語,埼玉大学が物理だったと思います.英語以外は簡単でしたね.数学はたまに難問ありますけど.横国の専門も得意じゃないと厳しいかも.技科大は国語とかもあったような.まあ簡単なんで他校の勉強してれば必要十分です.

 

入ってから苦労したこと.ずばり単位認定ですね.

高専でとったものが認定できるのに,単位認定上限というのに引っかかって半分近くの単位を捨てざるを得なかったです.大学入って講義を受けてもらうためにやっているのかもしれないけど,悲しいしうざかったですね.

実験をとってくれと言われましたが,面倒だったし腹いせも兼ねて受けませんでした.認定で.結果的には正解でした.認定できることから分かるようにもうやってるんですよね.わざわざまたレポートを書こうという人がどこにいるでしょうか.まあ共同作業でコミュニケーションのきっかけにはなるらしいです.同じ境遇になったら,自分で天秤にかけて考えてみてください.

まあ視点を変えて認定できなかった建築系の単位を取って,建築士の受験資格を得られるようにしたから完全に無駄にはなりませんでしたが.専門はまだしも,数学や物理を受けなおすのは面倒でしかなかったですね.周りは1,2年生ばっかで恥ずかしい感じだし.一応,捨てるものが多いので,履修は有利に組めましたが微妙ですね.

 

さいごに

後日,より詳細で具体的な過去問の話とかしようかなとか..