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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

蔵前懇話塾

20日は木曜日に国鉄JR東海,ほか関連会社にいらしたOBの大谷さんを主査に迎えての定例の懇話塾が開かれ参加した.

https://www.kuramae.ne.jp/topics_konwakai_detail/id=536

きっかけはメールで,なんで参加したかといえば鉄道会社OBだったから.

 

前半は国鉄の歴史や東海道新幹線VVVFの変遷などの話を.ほかにもATCの話とかあったけど,それなりにオタクなのでその点は普通だったけど,時々の思ってたこととかのエピソードは面白かった.

 

修士主導で各専門の世界的立ち位置や今後の展望についてのWSを.

わりと漠然としたテーマな上,参加者の専攻もバラバラだったんで,ざっくりとまとめる形に.

そこで自分としては,土木分野では施工や耐震はトップのものの都市計画や環境は劣っていて,前者は引っ張る立場に,後者は追いかける立場になるだろうとざっくりまとめた.

 

班が2つでそれぞれ質疑応答を.そこでもう一方の建築系の人が都市計画を噛んでたこともあって,それはどうなんだろうかと.いい質問だった.こういうと嫌味っぽくなってしまうのが悩ましいが本音.研究テーマということもあってバイアスがかかっていたような気がする.ただ耐震は構造的強さを求めたり答えの方向は見えている.しかし都市計画は街ごとに求めるものが異なる.このあたりが混乱の原因だったように感じる.

 

またもう一方の班の発表では,産業における法整備の甘さや教育の実践性についてそれぞれが論じていた.前者は日本で技術があるのも関わらず法律がボトルネックとなっていること.後者は学校の研究などにおいて産業界のニーズとミスマッチして欧米に劣っているだろうこと.

 

その後は自由形式な立食.タダ飯な上,タダ酒なので爆アド.

先述の教育の実践性に関しては,東工大も危機感を持っているようで,この回を管理運営している方は博士のあり方について嘆いていた.学校教育がアカデミックすぎて企業では使いづらく,それなら修士を採用して自社育成するという産業界を.そのためもあってか,先日少し参加したリーダーシップ教育院やら物質情報やら積極的にやっているようである.

 

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逆にこの辺興味あったのに博士進学前提のプログラムだったんで私は敬遠しましたが.

またバグの防止とかを研究している人から話をうかがってニューラルネットワークについて興味深い話を聞いた.この人情報系に属しながら昨今のAIブームで自身のやりたい分野が陰っているような状態が不満らしく欠点?の知見を広めてくれた.彼によれば,この計算は多次元の極値を総当たりに似た形で求め,遺伝的というのとはあまり関係がないらしい.さらにこの技術は広くAIなどに応用されているが,開発したのは理学系なのだとか.確かに極値問題と解釈すればその通りだ.コンピュータ上の計算方法は情報系の開発だったかもしれないが.ちょうど2週間くらい前,この技術を使ったクソ難しい英語論文を読んでいたので参考になったし,彼の考え方が人間くさくて非常に好感がもてた.

 
pytho.hatenablog.com

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また知るカフェで一度会ったことのある1年生にまさかの再開を果たした.クラスタリングって感じだった.