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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

九州旅行1:博多編

はじめに

先日,日本中が台風19号に震えていた時,私は関東を離れていた.というのも,学祭関連で休講となり貴重な連休が確保されたので,弾丸旅行に行くことにしたのだ.一応増税の兼ね合いもあったので,主要な切符は9月中に買っていましたが.そして行先は九州.旅程は3泊6日.カウントミスではなく,サンライズ号での車中泊2回という形で.ちなロンドン旅行も最後書ききっていないんだよなあ...

1日目木

朝バイトをし,昼学校で講義を受け,さらに夜にまたバイトに行き,早上がりをして東京駅へ.初となる下りサンライズに乗車し,ひとまず岡山まで.木曜ということで混雑度はそこまででもな印象.

2日目金

寝ている間に岡山へ到着.乗車時間は非常に長かったが,寝ていたので疲れはまだまだ全然.ここから新幹線に乗継,博多まで行きやす.どうも新幹線ではモーニングサービスとかやっているらしく,今回のがなければ知れなかっただろうなという感じ.また平日だったということで通勤が多かったようで,特に小倉‐博多の乗車はえげつなかった.自由席だったのでね.座れていてよかった.

博多で迷子?

かくかくしかじかとうとう博多に到着.まずは邪魔な大きな荷物をロッカーへ.容積は大したことないのに400円でやや不満.次に地下鉄へ.その道すがら300円ロッカーを見つけてしまい後悔.まだ学生の身で貧乏人根性が強くあります.そして1日乗車券を入手.博多の昼はそれほどやることがないので暇つぶし的に観光.長く時間を潰せるであろう能古島へ向かう.そのためフェリーのある...当初はターミナルが呉服町の先の埠頭と勘違い.そこへ向かうも到着して沿岸部の写真を撮る間に間違いに気づく.まあ綺麗な写真は撮れたし,ターミナルに入る前に気づけて良かったとポジティブシンキング.

愛宕神社へ寄り道

そして姪浜へ.ただせっかくなので,こっちの愛宕神社に上り景色でも見ようかと思い,1つ前の駅で下車.1日乗車券はこのあたりの柔軟性が高いからよい.でないと下車前途無効やら無駄な初乗りを憂いてしまうわけで.
愛宕神社へは麓は普通の住宅街から入るように.また駅から麓までの間で川を渡ったが東京とは比べ物にならないくらい澄んでいてびっくり.これは後のもろもろの美しさ・環境の良さに繋がっていると考えられる.そして神社を目指すがなかなか坂が厳しい.体力落ちたことも相まって.トレーニングが必要です.しかもここ狭いわりに乗用車がたくさん止まってて住民に感心.関東だと上大岡っぽい印象.ただ突然住宅街が終わり林と参道が.しかしよくこんな坂に家を建てるもんだ.長崎といい斜面崩壊怖くないのかというかなんというか.執念がすごい.多分これは外国人も結構驚くと思う.そして眺望は写真のとおり.まあ登っただけあってなかなか.それでは逆から下りて引き続き姪浜の埠頭を目指す.


途中なかなか規模の大きめな住宅展示場もあり,結構いい感じに整えられた街並みに.近くの幼稚園も広くとよさげ.さて埠頭につくと,フェリーは1時間に1本らしく20分ほど時間があるので,適当に待合室で時間を潰すことに.そうしてRORO船能古島へ.ちなみに乗客はかなり多くて平日とは思えない盛況.そのためか運賃も休め.ありがたし.VIVA SDGs

能古島

Travel mode choice

乗船直前パンフを取り,乗船中に方針の策定を.ただ距離感が分からず当たって砕ける感じで.これが後に大後悔を生むことに.
到着後,当たり前だが多くの人はバスに集中して混んでいたので敬遠.そこで徒歩かレンタサイクルとなるわけで.レンタサイクルにしようと思ったのだが,店先に誰もいないのである.声をかけても反応なし.しかも張り紙を見るとデポジットを取るらしい.かなーり面倒くさそうな雰囲気がしたので,これは諦め徒歩を選択.といっても海岸沿いは散歩道として整備されているらしく軽やかな足取りでスタート.

散歩...?

早速対岸に博多・福岡を望み,前述のとおり水も綺麗でいい景色に恵まれる.軽自動車利用のインスタ女子2人組もここで写真撮影していたり.ただ岸壁に上るのは個人的にちょっと疑問.くれぐれも気を付けてご安全に!その後も他の島や半島を望みいい感じ.また場所によっては砂浜も.まあ日本なのでそこまで綺麗というわけでもないが十分に映え.そこで調子に乗ってずっと海岸沿いを歩いていたら,行き止まりに.海辺の散歩道みたいな名前だったが,途中で森へ行くらしい.そのため一旦引き返すことに.ちなみに能古島の奥に公園のようなものがあるのでそれを目指している.ただここからが苦行で,狭く誰もいない山道をひたすら歩く羽目に.途中からは服装ミスったこともあって,トレーナを脱いだりフリーダムに.誰もいないのでね.伏線回収です..

花園

ただ歩いた甲斐あって公園に到着.入場料がまあまああってそこはちょっと気になったけど.ただ入ってみたところなかなかのもので,島の産業の維持も考えれば妥当だと思う.小見出しにもしたようにここは花園が素晴らしい.正式名称が「のこのしまアイランドパーク」だったかと思うが,これをインスタで検索すると色々出てきます.四季ごとに大きな花園も整えており,秋はあきさくらことコスモスを.ほかにもいろいろ植わっていてそれで十分満足ですが.せっかくなのできれいな景色をバックにサイダーを飲んだり.花園以外も観光地らしい商店街っぽい飲食店・お土産店とか昔ながらのブランコも.花園と海と向こうの島のコントラストが非常にいい景色.ほかにも一般的な観光公園にありがちなミニ動物園とか,あとは昔ながらの車・電話の展示?も.福岡の昼の観光にお困りでしたら非常にお勧めできます!
ちなみに帰りはさすがに満身創痍だったのでバスで.冷房は神.車窓から行きとはまた違った景色が見れたのは面白かったり.ただどうせバスとフェリー接続するだろうにここでは接続が悪く30分ほど待たされたのはちょっと不満で冷めてしまったとことろ.福岡が天下の西鉄さんだったかと思うが,そこんとこ頼んます.まあフェリーは市営だけど.今後はMaaSもとい連携が大切な社会なので.期待します.

 

青木家旧邸

大仰な小見出しをつけてみたが,私は昔(年中まで)このあたりに住んでいてふるさと巡りもすることに.というかこれが今回の旅行の主たる目的だったりします.かなり小さかったので忘れたかなとも思ったが,案外覚えてた.さすがに最寄り駅の姪浜駅とかは記憶になかったが,住んでたマンションとその近くの公園は視界に入った瞬間ピンときた.今回敢えて詳細な場所は親に聞かなかったからどの辺か詳細な見当は立っていなかったけどなんとかなった.脳おそるべし.ちなみにバス車窓から眺めてという形だったので,思い出に浸るのは一瞬だった.そこは少し後悔.

博多ラーメンと七隈線

で,じゃあなんでバスなんか乗ったのかというと七隈線に乗ろうと思ったため.姪浜空港線で,七隈線の終着駅とは結構距離があるので,疲れもあってバスを使わざるを得なかった.そこからさらに2駅ほど移動し博多ラーメンの店へ.敢えて地元のラーメン屋的なところを選んでみた.ちなみに3時くらい.だけど結構店は盛況.福岡の街はいつ働いているんだ..また能古島で体力を大きく失い,昨晩からろくに食べていなかったので感動的だった.当然替え玉しましたとも.味も上々.なにより財布に優しいのが素晴らしい.そしてまた七隈線に乗って天神へ戻る.

七隈線うんちくというか

七隈線天神南まで通っているので乗り通して博多の夜の街の中洲へ.ちなみにこの七隈線,延伸工事で先日福岡で陥没事故を起こした例のやつ.あの奇跡のセブンイレブンの.ついでにそこも見たり.またこれは九州の電車全般に言えるかもだが,車内の設計が面白い.地下鉄のロングシートでもベンチ式でなく1個1個の椅子のような作りだったり.座面を凹ませるよりちゃんとした着席を促せそう.また背面が木なのも面白い.また最近の路線あるあるかもだがホーム有効長が広く増結運転への余裕があるやつ.

ドミトリ:Stand by me@博多赤坂

気を取り直して.とはいえPC背負ったリュックの移動もいい加減疲れ,時間的にチェックインもできそうだったので一旦ホテルへ向かうことに.といっても今回の旅行の宿はドミトリなんですが.これは寮みたいな仕組みのもので,他の宿泊者と部屋は共有のもの.プライバシーとかセキュリティを多少犠牲にすることでコスパに優れた宿泊が可能.苦学生の味方.具体的には2000~3000円くらいで泊まれる.早割とかならなお安い可能性.そして博多で利用したのが小見出しのStand by meというところ.これがレストランバーと一体になったドミトリの中でも面白いもの.万一酔いつぶれるにしてもその店の直上に寝床があれば助かるだろうという魂胆もあり.結局そこまで飲まなかったけど.言うて一人旅ですし.実は前日のサンライズ車内でシャワーを逸しシャワーも浴びてなかったので,昼の過労の汗もあったので流してから遊びに行くため仕切り直し.ただ思いのほか疲れていて,シャワー後ベットでごろごろしていたらかなり時間を使ってしまった..ちな5時くら着で出たのが7時半くらい.失われた2時間...あと同室の外国人Gがなかなかうるさかった.昼なので無問題だが.
夜の博多市街は中洲へ向かう

 

福岡城址へ寄り道

ということで再度仕切り直して.ただ泊まったのが赤坂という地域で舞鶴公園という福岡城址が近くにあったので少し寄り道することに.夜景を望もうと思ったが仙台とか朝の愛宕に比べればしょぼいもので高さが足らず景色としてはいまいち.さらに暗いのでよくわからんし写真には全く写らない..一応仙台同様に昔の天守の基礎とか残った門なんかは見れたので完全に無駄足ではなかったが.ちなみにここの印象としては,堀もあって入り口の1つはだいぶ武道館のアプローチっぽく全体として九段下っぽいなと.

天啓A++:雑誌

出発日に少し空き時間があり,スタバでちょうど福岡に焦点を当てた雑誌がちょうど座席の前にあったので,運命的なものを感じ読んできた.ここで色々情報が載っていたので,よく福岡観光も分かっていなかったのでかなり参考にしている.ということでこんな食べ歩きもしたり.振り返れば能古島,宿,ラーメン屋もここから.そして中洲の飲食店と飲み屋もこれを参考に.

ようやく中洲へ

お待たせしました.到着.中洲川端駅として直結駅があるのは便利.ここめっちゃ歌舞伎町.少し歩いていても注意喚起の放送やキャバ嬢が店先に立っていたり.元気な街.今回はそういうディープスポットはスルーで,まずは名物的な飯で腹ごしらえをば.ということで「とりまぶし」さんへ.ここは水炊きとかも1人で食えるらしくソロに心強いお店.さらにセットで店名のとりまぶしにできるらしく2000円とやや高いがコスパ的には良いだろうということで注文.ちなみにお店は土地柄もあってか居魚屋テイストが強め.隣の席の男女ペアは話が耳に入る限りお互い銀行マンらしいが芋水割りをがぶがぶ飲んでいて少々驚き.ややタブーかもだがここではご飯だけ頂き撤退.あまり調子に乗って飲むと会計がヤバそうだったし.ただこのペア男の自慢話が結構鼻に着く感じだったのがアレ.まあ世の中こういうしょーもないやつが実際マジョリティですかな.とはいえ私も女の前で冷静に自分を全く大きく見せずに話せるかと言えば分からないし,やったこともないけど.その後ちょっとバーに行ったりしてホテル方面へ蜻蛉帰り.このバーは普通に高めのやつでマッチングとしてイマイチだった.で帰ると思いきや...

博多旧市街のライトアップ

駅でたまたまパンフを見かけ,これがちょうど今日からとのこと.またまた運命的なものを感じ途中からになってしまうが向かうことに.旧市街ということで博多の祇園を中心に開催.10か所くらいの寺が連携をとって開催.残り時間も少ないが回れる限り回ることに.ちなみに建物の外側へのライトアップやオブジェクトの配置のほかにも,内部で特別展もやっていたり.当然参拝も可.ちなみにこれは後日談だが,結局回りきれなかったので日曜の夜に再訪.スタンプラリーはこれをもってコンプリート.これは9時で終了,はっきり言って初めから終わりまでいても展示ゆっくり見ていたら無理な気が...だらだらしすぎて,あまり面白くない福岡城址に行ったことを少し後悔したり.

展示内容

仏様の生涯の掛け軸絵
閻魔大王
龍安寺的な庭でショーとか

仕切り直し飲み

例の雑誌で創作系カクテルに富むということで宿からもほど近いCitadelというお店へ訪れることに.ここではコーヒーにも力を入れていて,そういうカクテルもあるということ.そこでまず駆けつけ一杯エスプレッソマティーニを注文.ちなみにオプションでヘーゼルナッツとかも付けられるらしく,せっかくなのでつけてみることに.他にはごぼう天のカクテルやベーコンを漬け込んだ酒のトマトジュース割なんかを.確かに裏に素材のうまみ・香りがあり,酒の奥深さを実感.味もおいしく店の雰囲気もよく大満足.

隣の席の人は..

右隣の人はコーヒー飲みにとのこと.盗み聞きなんだけど.どうやらバイト店員と年が遠めながら,仲が良いらしく謎の盛り上がり様.OG同士だったとかか.ちなみに近くに落ち着いた夜営業の喫茶店がないから来ているとか.意外過ぎてビックリ.まあその人お酒飲んでいかなかったし.飲食店やるときはこういう視点も大切かもですね.まあさすがに私には縁遠い話だが.
左隣の人が驚きで同じく埼玉からの旅行とのこと.彼はこっちに知り合いが多いらしくそこを回るのが主とのこと.まさかの隣の隣の街の川越住.そして明日長崎へ向かうというまさかのさらなる共通点も.これには店員さんもびっくり.ちなみに小さいお店ということもあり,店員さんとの距離が近いのもよかった.

はしご?

そして宿兼バーではしごしようかとも思ったが,結構時間も回ってしまっていて明日も早起きしたかったので,残念ながら断念.ちなみにこちらは,自家製のレモネードとか地酒もあってバリエーションに富む感じっぽかった.宿はコスパ最強でめちゃくちゃ良かったので,次回また九州旅行する際に利用したい所存.結構マジで後悔というか無念だった.

今回はここまで3日目以降はまた別で半月後くらい目安に出せればと.見通しは立ってないけど.