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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

雑記:北海道新幹線とか

北海道新幹線が色々議論になっているが個人的な意見を書いておこうと思う.

はっきり言って多くの議論は的を得ていない.重要なのはインフラとして,旅客・貨物の本州-北海道間を担保することにある.そこで新幹線を中心に考えるのはナンセンスである.旅客は現在,航空がほぼすべてとなっている.そこに大きな問題は発生していない.札幌はそれだけ遠い.行ったことないが.そして貨物を既存の方法から変える必要性もない.鉄道なので環境には優しいし,輸送力も問題ない.強いて言えば北海道の鉄道の持続可能性という点のみである.そのための北海道新幹線とは言われるが,前述の要素を排してまで必要なのか.JR北海道を救済する以外に大きなメリットもない.こういった議論そのものがリスクですらある.JRが破綻すれば,貨物や交通弱者の問題もあるだろうが,そこで上記のものを犠牲にするのは非効率だ.であれば,それこそ税金や北海道の農協などが協力して,貨物線を維持していけばいいだろう.そして北海道新幹線は走らせてもいいが,別段速度が抑えられたところで仕方のない話である.新幹線のサービスの拡充について議論するなら,需要を大きく掘り起こさなければならない.現状の空気輸送について,そこまで革新的な手法をとるのはまさしくリスクでしかない.ただ札幌まで開業して,需要が堅調になったとすれば,その時はサービスの改善として,貨物などと調整をしていってもいいだろう.

あるいは大胆な案としては,夜行の復活がある.鉄道での北海道はどうしても物理的に遠い上,東海道ほどの需要もない.東京-札幌間は脅威の5時間だ.そこを逆手にとり,仙台か盛岡あたりで待ち合わせをして,週末限定などで夜行新幹線を走らせたら面白いだろう.こうした計画は山陽新幹線などでもあった.北海道であれば,会社も2社で東が強力なこともあり実現性はいくらか高いのではないだろうか.

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