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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

シビュラシステム実現の兆し

シンギュラリティがどうなるかは分からないが,実質的に人間がAIに支配される日は近そうだ.ただこれは必ずしもディストピアを意味しない.

www.nikkei.com

この記事がとても響いた.同様のシステムは既にあったので,以前からそうした兆しはあったと言え,今回のこれがダイレクトなタイミングというわけではない.

シビュラシステムとはこのブログでもしばしば紹介している私の好きなアニメPsycho-Passに出てくる重要なシステムだ.詳しくは本編を見てほしいが,SF作品でありAIが支配された環境で生活している.

システムが正義を下し、銃が人を裁く近未来。銃の射手として犯罪者を追う刑事たち。システムを逸脱する犯罪に直面したとき、果たして── 人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった近未来。人々はこの測定値を「PSYCHO-PASSサイコパス)」の俗称で呼び、その数値を指標として「良き人生」をおくろうと躍起になっていた。 犯罪も数値によって対処される。厚生省公安局の刑事たちは、高い犯罪係数を持ち犯罪者の心理に迫る猟犬「執行官」と冷静な判断力で執行官を指揮するエリート「監視官」がチームを組み、包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」によって解析された犯罪に関する数値「犯罪係数」をもとに、都市の治安を守る。彼らは、数値が規定値を超えた罪を犯す危険性のある犯罪者「潜在犯」を追い、「犯罪係数」を瞬時に測定し断罪する銃「ドミネーター」で執行するのである。(C)サイコパス製作委員会

ここでは例えば就職先はこのシステムによって適正が判断され提示される.作中での婚姻への言及は覚えがないが,人々は受動的な生き方をしている.そこで一期では槙島という男が疑問を投げかける.

人は、自らの意志に基づいて行動した時のみ価値を持つ

非常に対比だ.これは現在にも非常に刺さるだろう.目的意識は薄れているように感じる.例えば社会人でもお金を稼ぐことを念頭に置いている人はどれだけいるだろう.進路はまさしくその通りだ.

そしてテーマとして挙げた記事も同様だ.しかしそれを批判するつもりは毛頭ない.それでは成り立たない社会なのだ.日本は政治にしろ友達社会にしろモノ言わない空気を読むことが重視される.それ自体もまた否定はしないが,そうした文化が主体性や自主性を失わせているのではないだろうか.さらに裕福になり過保護になったことが拍車をかけていそうだ.そのため古くからあるお見合いの文化は適したものだったと考えられる.

これにテクノロジーでモダン化したAIマッチングシステムは自然だ.

かくいう私も工学畑なこともあってか女性関係は短所なので力を借りることがあるかもしれない.ゆえに総合的に評価できるし面白いと思う.一方でやはり主体性を重視するものに変えたいと思う.

そこで教育がより重要になるだろう.いわゆるアクティブラーニングのようにして,子供のころから自主性・思考力を育むべきだ.私自身,学校生活の中で暴れすぎた点は否定できないがかなり抑圧された.自身でもホリエモンに影響されている自覚はあるが,クリティカルシンキングで考え肯定している.

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