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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

秋田旅

前回は以下で旅程のみの掲載だったので,そこでの旅行の様子を記したい.ちなみに旅程とは若干の違いもある.

pytho.hatenablog.com

車窓

まずは大宮駅からこまちに乗車.宇都宮通過あたりからはやはり速い.仙台にはあっという間についてしまい次の盛岡もなかなかの早さ.しかし隣県にしては遠いなとも.

そして田沢湖線区間.特に赤渕からは旅行好きとしてくるものがある.

季節外れな竿灯まつり

そして終点の秋田駅に到着.プチ名物?のバスターミナルを見下ろしつつ車内で調べた施設へ.というのもたまたまだが,竿灯まつりの実演がちょうどの時間で行われるとのことで.

www.city.akita.lg.jp

以下が会場もとい施設で隣に古い町屋が残されている.両方の見学を含めても100円なので非常にお得.さらに実演も含めれば破格と言わざるを得ないだろう.

竿灯まつり実演の様子.これ(最大3階までの高さ)でも小学生用で大人用はさらに大きい.ちなみに写真は後ろのような状態から竹を継ぎ足したもので,座屈のしなりが非常に良い(土木工学的見解).この曲げの状態は外力にもろく,折らないようにバランスを保つトレードオフが難しいとのこと.傘でのも絶望的にセンスがなかったので驚くばかり.写真は最難関とされる腰という技で,ほかに肩など3つがある.また実際には旧暦の七夕,すなわち8月の初旬に行われている.後述のねぶた:ねぷた祭りとも重複しているので,詳しくはそちらという感じで.また夏の再訪もありなん.

町屋

こういった欄間も好き.

これらは駅から徒歩10分もあれば着くのでお勧め.正直なところ秋田駅前は観光地に乏しいきらいもあるので.行きは大通り経由で帰りは時間に余裕もあるので少し遠回りして城跡経由で.

城跡

雪吊りされているがその効果のほどは...どうやら暖冬の影響は全国的か.高所は見通しがいいのでやはり気持ちいい.

昼食:郷土料理①

2時も回りかなり遅めになるが駅ナカ施設で郷土料理をいただいた.ちなみにYoutuberスーツ氏も訪れておりある意味聖地巡礼的な.奥手はきりたんぽ鍋,手前は横手焼きそば.


(7)便利なJR秋田駅前の案内 秋田駅 12/22-101

横手へUターン

右側走行で奥羽本線上りを爆走し大曲を経由して歴史で有名な後三年も通過し横手へ.ちなみに右側走行なのは新幹線と線路を共有しているため.

駅に着くとまず駅前で甘酒と玉こんにゃくが振舞われていたので好意に甘えていただくことに.味も結構しみてて温まった.ちなみに寒く天気は超あいにくの雨.見にくいが以下の気象庁のデータより前日の15日はまずまずの天気だったが,この日2/16は降水で積雪もほぼ0で雨だったことが記録されている.

天気図で見れば1000hPa以下の低気圧の中心付近でなかなか.

降水量(mm) 気温(℃) 風向・風速(m/s) 日照
時間
(h)
雪(cm)
合計 最大 平均 最高 最低 平均
風速
最大風速 最大瞬間風速 最多
風向
降雪 最深積雪
1時間 10分間 風速 風向 風速 風向 合計
0.5 2.0 0.5 3.6 6.4 0.4 0.8 2.1 南西 3.8 北北東 北北西 0.8 1 20
10.5 3.0 1.0 3.5 6.7 -1.4 2.2 5.2 東南東 11.1 東南東 東南東 0.0 3 16

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=32&block_no=0198&year=2020&month=02&day=16&view=p1

 

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20200216

かまくら祭り

こんなバットコンディションではあったが,えきねっとお先にとくだねを買ってしまった手前もありキャンセルせず特攻したのだった.結論から言えば可もなく不可もなし.

祭り自体はユニークで面白かった.ただ雨の中で巡る難しさが大きく打ち消しに来ていたなと.

以下は市内を夜に無料で巡回している観光客向けの臨時便.市内の広い地域で行われておりこれは必須.雨が降っていたのでなおさら.またこの車内でのサービスが個人的によかった.自治会などであろうおじいちゃんの解説が非常によかった.簡単に紹介する.

今年は例年ではありえない小雪だったらしい.これは私の推測だがやはり地球温暖化の影響だろうか.

またこのためか雨のためか小学校での展示が中止になったらしい.というのも校庭にミニかまくらが多く用意されて火が灯されるものが行われていなかったらしい.そのため私は撮れなかったので下記はイメージ.それゆえかこの近くのバス停では誰も降りなかった.

またこの近くは少雨の地域でこの祭りは雨乞いとして水の神をまつるものらしく,今でもかまくらにはその旨のお札などが納められている.

さらにバスルート沿いには清水沢川という水の要素が強すぎる名前の川が流れており夏にはホタルが多く見られるそう.名前の通り清いようで竿灯まつりといい,夏の秋田もなかなか捨てがたい.

また雪が珍しいからだろうか外国人観光客も比較的多く見受けられた.ロシア人っぽい人は謎だったが.

城とその周りの公園にもかまくらが.こちらは駅からかなりの距離になりトンネルを潜って坂を登ってくるので,バスは必須.ただ城自体は最近復元されたもののようでRC造り感が強く,その割に内部の見学料がやや高めだったのでパス.

かまくらの中でのおもてなし

近くでは小学生がおもてなしをしていたので,せっかくということで伺ってみることに.甘酒や餅,名物たくあんであるいぶりがっこや変わり種豆腐もあったのでいただくことに.コロナのご時世を受けてか,アルコール消毒が徹底されていて感心.彼女らは近くのスポーツクラブの一環で行っているとのこと.竿灯まつりといい地方のいいところはこうした地域の活動に関われることだと思う.多くがぽっと出から構成される埼玉のベットタウンに暮らす者としては羨ましい限り.内部は広く,上記小学生2人に客4人が入れる大きさで,10分くらい焼き網を囲んで談笑,写真撮影を行った.

これは河辺に並んだものでインスタ界でも知名度は高めかも?

横手の中心街に戻ってくると市のような催し物が開かれていたので寄って,釜石のホタテをいただくことに.

臨時快速

正直,雨で足早に巡ってしまったので上記で時間調整をしたところはあるのだが,乗り鉄として臨時列車に乗ってみたかったのでこれに乗車して秋田へまた戻っていく.

快速なので特に別途購入の必要はない.翌日青森まで行くのでその乗車券を利用して途中下車する形で利用.

しかし車内はご覧のガラガラぶり.地方ローカル線沿線でのイベントということで,混雑対策というよりかは利便性として便を担保するために収益性は度外視なのかもしれない.あるいは日曜夜に雨で客足が遠のいていたので,昨日ならばもう少し混んでいたかもしれない.

夕食:郷土料理②

時間的には夜食といっても過言ではないのだがあくまで夕食ということで.こちらも有名だろうしょっつる鍋をいただいた.お店は秋田きりたんぽ屋さん.実は昼に行く予定だったがラストオーダーの時間を過ぎてしまったのでリトライということ.そして昼に既に別できりたんぽをいただいたので,しょっつるにしてみることに.

感想としてはあっさり目の出汁ながら子だくさんのハタハタが入っており非常に満足.きりたんぽは割と子供向けな味付けに対し,こちらは比較的大人向けな印象.

marutomisuisan.jpn.com

また別のお店でお酒を飲むなどもしたのだが雪の茅屋が非常にあっさりしていてよかった.ただお店に行く時間帯が暴風雨だったのが非常に厳しかった.天気ばかりは運なので仕方ないが.

ようやく宿着

ホテルは全国展開しているドーミーインを利用.深夜でも温泉に入り放題で,朝風呂・サウナもできるのはありがたかった.そして朝食も大満足.他の地方は分からないがここでは朝食プランにすべきと推しておく.というのも稲庭うどんやきりたんぽ鍋に似ただまこ鍋というものなどが非常に美味.もちろんほかも.

翌日はまた分けて投稿しようと思う.