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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

初任給戦国時代

最近コロナで外出も減り,なんとなしにYouTubeをだらだら見たりでインプットが減ったので,従属的にアウトプットも減ってしまったので久しぶりに.

個人的にはタダの風邪菌だと侮っていたがまさかのパンデミック円高株安も起きてボラティリティが高かったりで面白くもある.個人的には旅行自粛の風潮が苦しいが.

また最終面接が延期になり,合説がなくなって混乱に陥らされたのもしてやられた.そして20卒の一部では内定キャンセルもあったらしくさすがに同情する.サクッと4月中に終わらせてしまいたいところだが.

vdata.nikkei.com

こういう記事があった.端的に言って就活において賃金の吟味って最も難しいと感じる.多くの担当者は具体的な数値を答えないし,一律の評価が崩壊しつつある中,再現性も疑問で目安にしかならないというのも頷けるが.

第一生命経済研究所の永浜利広・首席エコノミストは「労使交渉の脱・横並びは、新卒一括採用に代表される日本型雇用の転換点となる」と指摘する。各社各様の取り組みが形になった今回の交渉だが、人材獲得の施策は企業に負担増としてのしかかり、初任給の引き上げは中高年にしわ寄せがいく可能性がある。多様な人材を生かし国際競争力を得るには、稼ぐ力を磨くことが避けられない。

www.nikkei.com

初任給ランキングでは情報や食品が上位にいたが,これらの業種は往々にして勤務時間が長いので,1つの指標にすぎない.東洋経済新聞がアンケートランキングなども載せているが同様だろう.ランキングやヒエラルキーがウケるのは分かるがもう少し付加価値がついたものがあるとありがたい.特に個人的に思うのは初任給だけでなく,そこからの伸びの良しあしだ.特にこうした数値は明らかになりにくいので価値があると思う.しかし今回のものも絶対的な数値により業種に関して考察できているのは興味深い.また日系電機系も殺伐としているのも面白い.最近では成果主義とも言われる中,業界において仲良しこよしするには無理があるだろう.米中など外資との競合は激しい業界なら尚のことだ.ただ出し抜くにはよかっただろうが,アプローチとして平和的に行った方が結果オーライだったようにも思える.

というかこうした業界では特にIT・データサイエンスを重視しているようだ.しかし人材としても,業界としてもレッドオーシャンなので身の振りを吟味してもいいと思う.私は行かないので知らんけど.