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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

定期報告:就活

有名企業ばかりを特に洗練もされていないESで受けたので,前半戦は結果的にボロボロで二度手間を踏むような形になっている.

pytho.hatenablog.com

臥薪嘗胆だとか言っていたが,悠長だった.ただ実際問題,サイレントなのか選考待ちなのか分からなかったので仕方ない部分もあると正答化もありかと.というかこの情勢において,案内がないのもどうかと思うところも.一方で合格者には手厚いだろうから,これが社会の厳しさか.

それでもパーク24はスカウト型経由だったためか最終まで案内していただいたが,最終であえなく落ちた.

そこでメンタルが少しやられ,企業の弾を補充・装填し,並行してゼミ準備でそれなりに忙しくなってしまったここ数週間.ブログもYouTubeも手に着かずで,就活が落ち着いたら本格的に再開しようかというところ.

そんなこんなで二次やらで,6月から改めて就活本格化といった感じ.コロナの混乱が収まりつつもオンラインなので,個人的にはやりやすくて助かる.

で,大手ECのスカウト的選考案内があり,喉から手が出るほどといった感じなので,ダメ元な気持ちで受けることに.

ここで得るものが多かったと感じる.というのもESや面接の心持ち,エッセンス,ポイントを教授いただいた.

簡単にまとめると,

  • 目標設定:特に数値で
  • それに対する具体的行動
  • 過程での困難
  • 目標の結果
  • 課題・反省点

という感じだ.さも当たり前のことだが,意外と意識的に書くことは難しい.特にすべてのポイントを網羅的にというのは,意識的でないとできない.

そこでこれらを意識してESを書き直してみた.ガクチカ600字以内だとこのようになる.

高等教育機関において,さらに上の環境を目指すべく,受験対策を主とした勉強に努めた.具体的には高専から大学への編入学と,他の大学院への外部進学の受験を経験した.いずれもマイノリティで苦労する環境だった.しかし前者は先輩の記録や過去問などの情報を多く集め,後者は研究室の友人も偶然,志を同じくしたので協力して乗り切った.英語は苦手だったので,まずTOEIC550点を目標にした.他の数学と専門科目は,これを補えるようそれぞれ8割以上を正答することを目標にした.いずれの試験も,英語の重要度が低いという情報を研究室訪問で得られたので,効率的に合格率を高める行動ができた.大学では友人がいたため,分からない問題を2人で考えることができ,より理解が深まった.具体的にはノートのスキャンを共有したりした.また書類や日程の確認,モチベーションといった勉強以外の面で支え合える場面も多くあった.特にマイノリティとして,精神面は重要だったと感じる.一方で,得意不得意で受験科目が若干異なったため,そこは自己努力の範囲になってしまい惜しかった.さらに並行して,本業の研究も手を抜かないよう注意した.高専ではミクロな交通行動を分析し,大学では橋をシミュレーションし,大学院ではマクロな交通・環境を研究している.そうして信念不抜を貫き挑戦することで,いずれも志望校の合格による栄転を果たすことができた.

ここでは改善したもののみとりあえず示す.落ち着けば新旧の比較も面白いかもしれない.さらにここには会社の理念といったエッセンスも加えている.我ながら,過去のものに比べかなりいい出来だ.こうして振り返ると,ESの添削もしてもらわなかったし,かなり自己満足なものだったと反省する.振り返ればOB訪問で指摘され,挽回の機会はあったが逸していた.

そんなこんなで現時点で1次面接を突破し,とんとん拍子に進みつつある.結局最後がキツイので,現状ではなんともなのが本音だが.

また学校の就職課が主催するセミナーにも参加した.ただ上記の教授に比べると普遍的で刺さるものは少なかった.ただ学校独自のシステムなど知らないことも多かったので助かった.

全体として,こういうエッセンスや情報があまり発信されていないように感じるのは非効率を生むような気がする.たしかにそうした情報収集や相談も重要だが,自分でできるに越したことはないし,そういった環境が望ましいように感じる.ひがみだが.

セミナーでは外部進学の強みとして,そのものの挑戦した経験や多様な研究室・環境を経験した多様性が挙げられ,比してエスカレータではその特筆される専門性が挙げられると述べられていた.

それから陳腐ながら東工大として理工系の研究・実験やその人脈が挙げられていた.

就活,特にESについて思いなおすのは,単純な自己アピールではなく,企業へのすり合わせ:特に大企業ほどということ.詳しく知らないけど,新卒社員へ会社が投資していると考えれば,ESは銀行に提出する事業計画書的なものとも考えられるかもしれない.ともすれば,これまで自身が自分に酔ってマッチングだなんだ言っていたのは,失敗してしかるべきという感じだ.加えて東工大と高学歴だからこその慢心だったかもしれない点は否めない.責任転嫁的だが,学歴フィルターの逆の悪い効用,功罪かもしれない.

最後に軸についても,言語化する機会があるので,このブログのファンダメンタルでもあるので付記する.

会社の事業領域の約10年の中期的な成長性,ポテンシャルを重視している.一言ではイノベーションのジレンマを克服できるかとなる.最近はコロナウイルスに代表されるVUCAにより,既存の枠組みではトラブルへの対処が難しくなっている.また企業の淘汰も進むだろう.その中でVUCAに強く,そして成長分野であることを重視している.これは安定性ではなく,適応性や柔軟性,冗長性を指す.また既存の利益重視からESG重視へのパラダイムシフトも起こりつつある.投資家の顔色や企業の投資も同様に重要になる.こうした流れに乗れるか否かを軸としている.仮にこうした流れに乗り損ねると,かつての日本の電気メーカのように大きくても没落する.そうならないよう世界の流れを俯瞰して,適切な投資により安定的な成長が可能な環境かが重要と考えている.その上で若手の裁量や社会的意義の自己実現の可能性を加えている. 

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さらに蛇足.メンタルをやられて心の安寧を求めて色々な情報収集をして面白いなとか思ったり思わなかったりなやつ.

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