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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

南関東地域と九州北部地域の貨物OD

2017年度(公表で最新)貨物地域流動調査を基に整理した.これは10品目別に各貨物統計のデータをまとめたもので,自動車輸送統計調査などを基に作成される.交通モードとしては,鉄道,海運,自動車を収集し,航空貨物は付録に別掲される.特に自動車についてはRORO船のようなものも含まれる.

 

トラックモード(単位トン)

O\D

埼玉

千葉

東京

神奈川

南関東

福岡

156800

170020

494620

390789

1212229

佐賀

41063

0

101551

33766

176380

長崎

0

0

0

37837

37837

熊本

0

0

135582

318787

454369

大分

5583

0

0

0

5583

北部九州計

203446

170020

731753

781179

1886398

 

O\D

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

北部九州計

埼玉

305187

26453

0

0

3787

335427

千葉

0

5171

0

14623

0

19794

東京

229986

24446

49733

35502

0

339667

神奈川

196845

83026

0

325800

0

605671

南関東

732018

139096

49733

375925

3787

1300559

 

全モード(単位トン)

O\D

埼玉

千葉

東京

神奈川

南関東

福岡

272680

1987989

3242156

3933409

9436234

佐賀

69908

5545

181989

48618

306060

長崎

3090

3178

44914

131064

182246

熊本

14597

5285

159891

351913

531686

大分

12273

1098203

493415

620532

2224423

北部九州計

372548

3100200

4122365

5085536

12680649

 

O\D

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

北部九州計

埼玉

489548

53870

1620

9250

7689

561977

千葉

709112

47230

70891

24359

158302

1009894

東京

5785735

43695

51748

55042

594167

6530387

神奈川

2426039

102099

3658

343901

206129

3081826

南関東

9410434

246894

127917

432552

966287

11184084

 

全貨物輸送機関トンに占める自動車のトン割合(単位%)

O\D

埼玉

千葉

東京

神奈川

南関東

福岡

57.5

8.6

15.3

9.9

12.8

佐賀

58.7

0.0

55.8

69.5

57.6

長崎

0.0

0.0

0.0

28.9

20.8

熊本

0.0

0.0

84.8

90.6

85.5

大分

45.5

0.0

0.0

0.0

0.3

北部九州計

54.6

5.5

17.8

15.4

14.9

 

O\D

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

北部九州計

埼玉

62.3

49.1

0.0

0.0

49.3

59.7

千葉

0.0

10.9

0.0

60.0

0.0

2.0

東京

4.0

55.9

96.1

64.5

0.0

5.2

神奈川

8.1

81.3

0.0

94.7

0.0

19.7

南関東

7.8

56.3

38.9

86.9

0.4

11.6

 

南関東は地域特性として,貨物の持つ工業的特性のためか,東京への極度の集中は見られなかった.京浜工業地帯や京葉工業地域からの輸送も多く見られる.一方でこれらは臨界部なため,長崎・大分へは別モードが卓越することがうかがえる.また埼玉は海なし県のため自動車の割合が高い.そして東京-長崎のように非対称な特性も見られた.

関東圏は都道府県ごとの特色もありつつ均等だが,トン数の絶対値では北部九州は福岡に過半が集中しているので,そのほかの地域を含める意義は低いと考えられる.しかし割合で見ると,福岡は低いのに対し,地理的特性か佐賀,熊本の割合が高いことが懸念される.