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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

Coverくんさぁ…

推しが無事2周年を迎えボイス販売もあり,貧乏なのでそこそこ悩ましい贅沢な思いをさせてはもらっているが,その運営会社の管理などの杜撰さが余りあると感じた.

例えば以下の記事と概ね同意見だ.

note.com

そこに個人的な別の見解も加えたい.とはいえ上記と同様の運営の体制に関するテーマだ.今回はあえてほとぼりが冷めたタイミングに意図的に記す.

 

ホロライブはCover株式会社によって管理されている.

ライバーが所属しているため,その管理やサポートが主な仕事と言える.2D,3Dモデルが最も分かりやすい資産だろう.

他にはいわゆるマネージャーが代表的で,上記サイトと同様の問題もある.また男性グループのホロスターズの月下カオルの突然の契約終了も不透明だ.

 

さらに以前問題になった権利確認の甘さが挙げられる.その対応も個人的に懐疑的な部分がある.

BANを受けたライバーが謹慎となったことだ.

権利侵害についてはプレスが出されているが,この件に公式の発表はない.政界もやらかしているのでこれだけを強く批判するのも難儀だとは思う.

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彼女個人の問題に矮小化しているような印象を受けてしまう.

権利確認の契約の責任がどちらに帰属するかは外部には分からない.そのため法的に会社責任はゼロかもしれない.しかしながら多くのライバーが所属する組織として,そうしたサポートは行われるべきだろう.それによりライバーはより質の高い配信や動画に注力できるはずだ.

またライバーもプロとは言え,権利関係に強いわけではない.法学部卒でもないだろうし,むしろ正直なところ学力は心配なレベルだ.だからこそ会社として,マネージャを通した手厚いサポートが必要なのではないかと考える.

さらに私のような杞憂を生んでしまう.非上場ではあるが,インフルエンサーとして企画を積極化するなら,会社としての透明性・信用をより高めるべきだ.

 

また魔乃アロエの5期生の騒動にも続きがあった.結果的に卒業となってしまったこと自体は残念だが,受け止めるべき事実だろう.ただその対応が理解できなかった.

いわゆるライバーの壁を行ったのだ.残されたメンバーを集め,報告・お気持ち配信が行われた.彼女らはただ同期だっただけで,責任に問われるようなことは行っていない.しかし会社の方針だろう,お気持ち配信が行われた.

これを見てこう思った.

 

ライバーを身代わりにして責任転嫁するのか.

 

この騒動を受けてショックを受けているメンバーもいた.それは配信内でも明らかだった.あのメンタルを動画として出すのは不適だ.ましてやエンターテイメントとしては致命的だ.そのため私も当該動画の途中で視聴をやめた.本人たちに不当に精神的苦痛を与えているという視点ではパワハラとも言えるだろうし,PTSDを煩わせる懸念さえある.

そしてさらに残念なことに,その動画はYoutubeの急上昇に入っていた.

メンバーの動画はしばしば入っているので,別段珍しいことでもないだろう.ただ方向性が異なるものでは話が違う.醜態を晒しているのだ.ファンコミュニティにとっても望ましい状況ではない.

炎上商法は最近のマーケでは一般的になっている.そういう意味でこれは典型的だ.しかし炎上にも有効に利用できているものと,豪華のごとく燃え盛るものとがある.今回は後者だ.

最初の参考の記事でも管理の杜撰さが指摘されている.会社として説明責任を果たすなら,身代わり配信ではなく公式文書で応えるべきだった.

以前のストーカー事件といい,このままでは身内に甘い疑惑は深まるばかりだ.ライバーだけでなく社員にも正当に懲罰をはかるべきではないだろうか.

 

閑話休題

先日も大寝坊する機会があった(いわゆる1ババ)が,マネージャーからの連絡はなさそうで管理の環境が心配になった.結局,連絡は同事務所の別ライバーからの電話だった.

結論としては寝坊で済んだが,長時間の遅刻は事件の可能性も否定できない.ライバーは会社としても最重要の資本であるから,もっと心配されるべきだ.デビュー時期ごとにマネージャーが大別されているようだから,件の場合は関係マネージャーが2人はいたと考えられる.ただセーフティーネット的にうまくいかなかったと言える.全体的なシステムを洗練させるべきではないだろうか.

 

さらにこの会社の危うさが配信内容に響いてしまっている.以下は彼女の本音だ.

彼女はニュースを模したエンタメを配信していたが,彼女の体調や上述の理由の複合的要因からこの配信を休止してしまった.ファンからの人気も非常に高い企画だったので残念だ.

www.youtube.com

競合のにじさんじが各ライバーの不祥事が目立つのに対し,ホロライブはプロダクション事務所本体の不祥事が目立つ印象だ.そのためライバーがフォローするなど苦労人の立場につきがちな印象を受ける.前者は組織として仕方ない部分もあるが,後者のフォローは難しいし非効率的とも言える.

 

まとめ.

ホロライブのファンではあるものの管理上の疑問を明文化した.運営会社の身内に甘く,各ライバーのサポートは手薄いのではないだろうか.ハラスメントになっているのではないだろうか.そもそも仕事を十分に行えているのだろうか.この点は会社の急成長に人事などの資源が追いついていない可能性もありそうだ.そしてそうした体制がコンテンツの質を下げることにすら繋がりかねないのではないだろうか.