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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

久しぶりに講義を受講してみた

M1の2020年3月の時点で,卒業研究の必修以外は単位を取り終えていたので,別段単位を取るつもりもないし,その必要性もなかった.しかし後期も依然としてZoomによるオンライン講義が中心なので,この機会はこれきりだしせっかくなので受講してみることにした.

まあもし厳しそうであれば,安易に単位を切ることも可能なので,心持ちはかなり軽い.まあ取るなら前期の方が研究的にベターだった節はある.ただ就活が思いの外難敵だったので仕方なし.

で主なモチベーションはGSECが大きい.東工大の英語の専用プログラムだ.ロンドン留学の単位もこのカウントができ,これを片目にやっていたところがある.TOEIC680という基準が面倒で敬遠していたが,先日660をとれた.また就職前にさらに高い水準をとりたいこともあり,その動機づけとも言える.

ただこのプログラムのための単位は言うほど取れているわけでもないので,それなりの単位数が必要になってしまう.英語の講義はそのまま英語の勉強に代えられるので,個人的にノーカウントだが,教養系がやや厄介だ.しかもなんでもいいわけではなく,英語力やコミュニケーション力が期待できる科目に絞られる.

ただそんな中でもなんだかんだ面白そうな講義を見つけられたので,とりあえず受けてみることにした.繰り返すとおり,もししんどければ切る.

具体的には世界文学と経営情報システムだ.前者はバイト先に文学オタク的な許容豊かなヤツがいて,彼のようになりたいと思ったのが動機だ.後者は言語化しにくいが,イノベーションのジレンマを読んだり,行動経済学について軽く独学したり,そういう経済学的なことへの興味も大きい.社会人でそのまま使えそうなテクニックも多そうだ.そんな安易な気持ちによる.いずれも学士課程向けなのは,良くも悪くもといった感じだ.

先日の世界文学の感想とかを軽く付記したい.世界とつくだけあって,各国のものをオムニバスの持ち回りで行う形式で,今回は中国だった.先述と同様のバイト先での別人が中国文学の研究をしていたので謎の親近感があった.

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黄遵憲の記した日本国史について,アヘン戦争などの列強の台頭の時代背景と共に,中国からの日本の見方を読んだ.これより以前は,国家間は支配と従属による不平等関係であったが,平等条約により黄遵憲の訪日が実現した.そこで彼の教養から,日本の文化や制度について,定形の漢詩によって,尊敬の謙虚さとユーモアから面白く記述されていた.

平等条約はイデオロギーの近代化と言える.これにより文化の進展の寄与が考えられる.しかしここで,日本は見下される側から這い上がった形なのに対し,中国はかつての威光を失っていく流れがその後の歴史の差にも表れたと言えそうだ.福沢諭吉も日本の教育などの近代化を訴え大学設立など成功したが,黄遵憲の訴えは戦後の評価となってしまったのも,こうしたものが遠因と考えられる.