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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

欧州旅行試案

GW旅だ。やはり欧米に行きたい。

現地を周遊したくパターンを検討してみる。

これもChatGPTでできたらさぞ便利かつ旅行代理店はますます立つ瀬がなくなろう。

正味、旅行自体よりもそれを組んでいる時の方が面白いという説もある。

 

出発日 出発時刻 目的地 到着時刻 乗継回数 価格
4/29 11:10 アムステルダム 06:35 2 125210
4/29 11:10 ローマ 10:10 2 133070
4/29 11:10 ミュンヘン 11:00 3 108995
4/29 12:20 ベルリン 08:35 2 103383
4/29 19:25 ロサンゼルス 09:50 1 124654
4/29 11:25 サンフランシスコ 11:25 1 136600
4/29 15:40 ニューヨーク 11:55 2 132190
4/29 12:20 アテネ 11:55 2 105365
5/6 06:00 ヴェネチア 13:40 2 127726
5/6 08:25 ローマ 20:15 3 92818
5/6 13:45 フランクフルト 13:40 1 113653
5/6 11:45 ベルリン 13:40 2 117736
5/6 09:00 ミュンヘン 13:40 2 118986
5/6 08:55 ウィーン 20:15 3 92225
5/6 08:00 ニューヨーク 14:55 1 86550

 

Skyscanner

 

ロシア上空が飛べない状況を鑑みれば、欧州旅行は現状かなり不利。

とはいえニューヨークは帰路に激安があったものの往路が高いのでイマイチ。

西海岸も思いの外安くなく、ましてや個人的に一番アツいポートランドも経由が多くて全体的にイマイチ。

となるとせっかくだし欧州で発着点を変えた周遊旅がコスパよさそうだ。

 

往復にすると割引が結構効いた記憶があるのだが、現時点で各社で調べてもそういうのは出てこないのでわざわざ発着点をあわせる必要性も低そうだ。

 

ということで個人的に訪れたい優先度が高く、欧州でも比較的安価な路線情報を列挙したのが上表。

特に青か黄色の組み合わせがよさそう。

青は超価格重視、ただし乗継3回がだるすぎる上、エチオピア経由とかいうイミフなので、総合的なコスパとして黄色が無難そう。やや高くはなるがバランスとれてる。

となると飛行機代は25万ほど。

 

例によってOpenAIで現地のプランを相談してみる。


ベルリンからローマまで1週間で鉄道で移動しながらの途中下車の旅行の日程と交通費

ベルリンからローマまでの途中下車の旅行の日程と交通費を提案します。

日程:
Day 1: ベルリン到着
Day 2: ベルリン観光
Day 3: ベルリン - ミュンヘン(夜行列車)
Day 4: ミュンヘン - ザルツブルク(日帰り)
Day 5: ミュンヘン - ヴェネツィア(夜行列車)
Day 6: ヴェネツィア観光
Day 7: ヴェネツィア - フィレンツェ(日帰り)
Day 8: フィレンツェ - ローマ(日帰り)
Day 9: ローマ観光
Day 10: ローマ出発

交通費(目安):

ベルリンからミュンヘンまでの夜行列車:約70ユーロ
ミュンヘンからザルツブルクまでの往復列車:約30ユーロ
ミュンヘンからヴェネツィアまでの夜行列車:約100ユーロ
ヴェネツィアからフィレンツェまでの往復列車:約30ユーロ
フィレンツェからローマまでの往復列車:約30ユーロ
合計交通費:約260ユーロ(約3万3千円)

宿泊費や食事代は旅行者の予算や好みによって異なりますが、安価な宿泊施設を選んだ場合、1泊あたり30ユーロから50ユーロ程度、食事代は1食あたり10ユーロから20ユーロ程度が目安です。一週間の旅費としては、交通費と宿泊費、食事代を含めて約8万円から10万円程度が目安となります。ただし、観光や体験、ショッピングなどの費用は別途必要になります。

 

飛行機代25に上記の10、それから雑費がざっくり5かかるとして、総計40万が全体予算といったところか。。なかなか。

ううむ。そう考えると青プランもなくはない。

あと一番楽なのはハイシーズンを避けるべく、更に追加的に有給をとれば、だな。

 

航空機がFixしたら以下で現地移動を吟味しつつ、価格重視でホテルも決めたいか。

ヨーロッパ夜行列車全リスト ‣ ヨーロッパ鉄道チケットセンター

シティナイトライン CityNightLine 予約時に注意すべきこととは 座席表あり

ブルシットジョブに対する宣誓

若手社員に「頑張ってほしい」と伝えたら「おカネも地位も時間も何もいらないから頑張るのヤダ」と言われた時、どうすればいいのか?|よんてんごP|note

気持ちもわかるし、この要素が非常に強い同世代の知人が複数いる。

僕自身にも多少そういう要素はあるように思う。

ただ最近はそうも言ってられない。というのも、私個人のやる気が云々というよりかも、仕事に対するフラストレーションのためだ。具体的に述べよう。

要は先進的な方とされる弊社ですら、内部の業務プロセスは旧態依然とした場合が多分にあるのだ。
行き過ぎた先例主義や使いまわし、イノベーティブに乏しい発想、これらに伴うブルシットジョブ。

これらは別に放っておけばいいと言えばそうなのだが個人的信条として許しがたい。
非効率な仕事を強要されている環境と、それをする自分自身を徹底的に許せないのだ。

そこでの選択肢は2つしかなくて、辞めるか改革するか。
さすがに前者は苛烈すぎるし、一般的にウチよりもさらに悪い会社の方が多いと考えるのが自然だ。
もちろんベンチャー外資はその限りではないだろうが、まだ早い感もあって。

ブルシットジョブに関しては主題にした話題の図書があるので、かいつまんでみる。

要旨として彼はブルシットジョブ、日本語訳するならしょうもない仕事といったところか、をいくつかに類型化している。
例えばヘッドカウントを担保して部署を装飾するだけの場合。この人数は見掛け倒しなので中身の仕事は当然ながら空洞化してブルシットと化すわけだ。ただ権威を保障するにすぎない。
あとは上述したような惰性な非効率的な業務。これは業界全体的にはびこっている場合も多いらしい。

「わたしはイデオロギー的な観点で考えているのではありません。わたしはそうした観点からものを考えたことはありません」。オバマはつづけて、医療制度のテーマについてつぎのように述べた。「単一支払者制度による医療制度を支持するひとはみな、"それによって保険やペーパーワークの非効率が改善されるのだ"といいます。でもここでいう「非効率」とは、ブルークロス・ブルーシールドやカイザー〔いずれも保険会社]などで職に就いている一〇〇万、二〇〇万、三〇〇万人のことなのです。この人たちをどうするんですか?この人たちはどこで働けばいいのですか?」

読者には、この文章をじっくり読むことをすすめたい。なぜなら、これは動かぬ証拠だとおもわれるからだ。ここで大統領はなにをいっているのだろうか?かれは、カイザーやブルークロスのような医療保険会社がやっている何百万もの仕事が必要のないものであることは認識している。また、社会化された医療制度のほうが、現在の市場ベースのシステムよりも効率的だということさえも認めている。それによって、不必要なペーパーワークが減少し、民間企業間の過酷な競争活動が緩和されるだろうからである。しかし、かれは、まさにそれゆえに、社会化された医療制度は望ましくないというのである。オバマによれば、既存の市場ベースのシステムを維持すペーパープッシャーる理由は、まさにその非効率性にある。なぜなら、この書類屋たちに次の仕事を探してやるべく右往左往するよりも、基本的に無益であるおびただしい事務職を維持するほうが望ましいのだから。

これは他山の石として他人事にできないように思える。
日本国内全体でも未だに紙ベースの仕事は多い。
中でも医療業界は酷い印象だ。個人的にこれは理由が明白で、点数制度という既得権益に守られた業界のため市場経済の効果が働かず、改善の動機づけに欠けているためだ。
最近はマイナンバーカードの保険証もサービスインしたものの、こんな遅れた業界でどこまで進められるかは見ものだ。

さらに愚痴るなら、決済方法も大抵現金のみで酷いものだ。クレカすらないとは。
これも点数によって報酬が固定されるがために、そこを手数料として削ってまでサービスするインセンティブが働かないわけだ。
個人的に目安としての点数は公共性の観点から完全に否定はされないが、医療業界の自由化とサービス改善の原資として一定程度の病院ごとに定めた上乗せサービス料を請求できるように法改正した方がいいと思う。
患者としては一見この上乗せ分だけ費用が増し、ましてやそこに保険適用になるとは思えないが、その分病院ごとのサービスの改善が期待できる。
例えば、オンライン予約システムの開発費に充てて受付業務を低減したり、決済にキャッシュレスを導入してレジ締め的な作業の軽減を図る。


もちろん医療のみならずではあるが、やはり市場外の力が働く環境は歪みやすく目につく。

また本来的な引用の文脈に倣えば、市場経済云々を抜きに、ブルシットジョブを減らす分だけ人件費も業界全体で抑制できるだろう。その分、特に保健所などの公共セクターに近い方は、より本質的に求められたサービス改善の側へ労力を避けるだろう。

もうひとつの共通したテーマがある。金融機関で働いている人間の多数が――それ以外のほとんどの大企業で働く人々よりはるかに大きな度合いで――。自分たちの仕事が銀行全体にどのように貢献しているのかほとんと、ないしまったくわかっていない。たとえば、アイリーンは、複数の主要投資銀行のために「オンボーディンク業務」をおこなっている。「オンボーディング業務」とは、銀行のクライアント(このばあい、さまざまなヘッジファンドプライベート・エクイティ・ファンド)が政府の規制を遵守しているかどうかを監視する仕事である理論上は、銀行が関与しているあらゆる取引が評価対象にならなければならない。しかし、自明のことながら、そのプロセスは腐敗している。なぜなら、重大な仕事は、バーミューダやモーリシャス、あるいはケイアウトソースマン諸島(「賄賂の安いところ」)にあるうさんくさい小規模な会社に業務委託されているからである。というわけで、監視の結果はつねに問題なしとなる。とはいえ、一〇〇%の承認率というのもおかしなものである。なので、たまには本当に問題が発見されたかのようにみせかけるため、緻密な機構が組み立てられることになる。たとえば、外部評価者がその取引を承認したことをアイリーンが報告する、つぎに、クオリティコントロール[品質管理]委員会がアイリーンのペーパーワークを検討し、スペルミスやそれ以外のささいなミスをみつける、といった具合である。こうして各部署の「不合格」の総数が、評価基準にしたがって一覧表にまとめられ、それをみながら、個別の「不合格」をめぐって毎週数時間が会議に費やされるようになるわけである。

正直、読めば読むほどリバタリアンの原則の重要性を痛感させられる。
なぜこのような不要なプロセスが生まれてしまうのか。市場経済を重んじるのであれば、このような非効率は生まれないはずだが。しかし先程の規制産業とはまた様子が違うのか。
金融系も規制は働いているがヒエラルキーが高く汚職とも結びつきやすい点などが影響しているのだろうか。

というよりかは既得権益として不労所得を獲得している要素も強そうだ。
まさしく話題の公共福祉業務の資金使途問題に通じるような。

こうした不要な業務プロセスを組むことは、経営層としては不要な費用を払うことになり損で動機はない。
なのでイナゴが高利益率の業界からかすめ取る戦略として、緻密にそれっぽいものをでっち上げているわけだ。マッチポンプの場合も多いかもしれない。

それくらい不自然だ。またこういう面において、やはり監査の重要性も痛感させられる。
以下も詳細に再度アウトプットとしてまとめたい、が。

pytho.hatenablog.com


さらに役者あとがきでコロナにも言及されている。

不要な仕事と必要な仕事―パンデミックとブルシット・ジョブ

今回のCovid-19パンデミックのもたらした「ロックダウン」、日本では「自粛」状況は、「現代世界においては無意味で不要である仕事が増殖しており、しかも、そちらのほうが価値が高いとされている」という、グレーバーのかねて通りの主張を事実によって裏づけたという感もあり、あらためてかれの仕事が注目されているような「空気」を訳者はしている。

おそらく、そこで浮上してきたのは、「ブルシット・ジョブ」で前面にあらわれるよりは、その強力な文脈として作用していたテーマ、要するに、不要な労働ではなく、必要な労働というテーマである。これについて、パンデミック後に発表されたいくつかのテキストも利用しながら、補強しておこう。

まず、非ブルシット・ジョブとしてのケア労働についてである。

コロナのビジネスの影響としてリモートワークは広く喧伝されたわけだが、その裏でこうしたメッセージ・要素もあったというわけだ。

ブルシットとしての通勤の強要はもはやしょうもなさすぎるので一旦置いておく。
それはそれとしてコロナで多くのビジネスが停滞したにも関わらず、市場経済は意外と元気だった。
それまでの労働者は仕事としての作業を失ったり減らされたりしたわけだが、そんなもの社会的に別段本質的でも必要不可欠でもなかったわけだ。完全にそうというわけでなくとも、少なくとも本人らが思うよりかは。
これは認めたくないが重要な示唆だ。
ブラックだ何だ言って頑張ってきたつもりだったが、ぶっちゃけ完全にピエロだったという具合だ。これは痛快だ。特にブルーカラーはそうだろう。

反して引用の後半に言及されているように、ブルーカラーとしての必要なシットジョブやケア労働が重要であることに気付かされたわけだ。
これは誰もが認めるところだろう。結局、人間が生きていくためにはよくわからん広告事業云々のイケイケオフィス陽キャホワイトカラーよりかも、インフラを維持してくれたりまさしく医療系の草の根的な社会的なカーストとして下と見られていた人達が本当は縁の下の力持ちとして重要であり、意外に依存していたということだ。

この社会カーストという暗黙の社会ルールも闇が深い。これは直接的に金銭に関わるし、職業蔑視差別とも根深いからだ。
あまり意識している人や機会は少ないかもだが、やはりそうした人を今一度敬い、同情するのみならず金をやる必要がある。
奇しくも最近の電気料金を始めとした各種値上げ、インフレは彼らへの再分配を見直す機会にもなろう。
とはいえおそらく彼ら工場労働者らを握っているのは、都心のオフィスの現場を知らない経営のジジイやホワイトカラーの官僚的ヤツラだから期待しきれないのが残念だ。

市場経済主義のみならず、現在の権限セットにおいては、労働者がストなどでもっと声を上げないと格差は広がるばかりだろう。その必要性は国民皆がコロナを通して実感したはずなのに。
ただ国鉄の残した禍根もまた根深いというわけだ。。

話は引用から本題に回帰させよう。
最後にまとめるなら、どうしてもそれ自体を個人で変革するのも無理がある話であるから、こうしてブログを書いたりするにどうしても留まる。
とはいえ、こうした社会構造を理解した上で、そのいわば無能感、非全能感を念頭に置いて、自覚的にブルシットジョブに注意し、それをこちらのホワイトカラーサイドで徹底的に叩き潰さなければ申し訳が立たないというものである。

ただそんな理想論的でお人好しなお膳立てを無視しても、そうした動機づけを私個人は有している。根っからの効率厨であるから。
また社内プロセスのRPAやKPIのBI化も、自身や自部署の業務低減として同じくインセンティブになり、なによりTableauの周知含めそのプロセス自体がまた楽しくもあるのだから、ブルシットがあるとはいえ、案外楽しいものでもある。

オチというかこれを書いているのは2月上旬でありながら、読んでいたのは夏頃だったから半年ほど経ってしまい本の細かい内容は結構抜けてしまった。。
再読したいな。

日本でDXが進まないのは日本の労働者の質が高すぎるからなのか | アゴラ 言論プラットフォーム
アメリカの賃金格差が逆転の兆候:日本のホワイトカラーは大丈夫? | アゴラ 言論プラットフォーム

modern new left?

はじめに

ちょうど会社のボタンタリーイベントで下記のようなお悩み解決的なことをやっていた。


pytho.hatenablog.com

一応社内イベントなので多くは語らないでおく。
やはり昨今の風潮に合わせコンセプト自体が左寄りなのは否めない。
別段それ自体は構わないし、今回は特に批判しない。

ただそこで面白いと感じたことがあった。
このように労働者の権利を再主張するような流れが正しく労組交渉に親しいのだ。

左の力のバランスと在り方

弊社は若い会社で公式の労働組合は存在せず、交渉するにしても一般のNPOの協力をあえぐ形になるだろう。
とはいえ、これも大した力はなく、業界の人材獲得という資本主義の資金競争により、実質的な反権力の力学が働いている。
給料に不満があれば辞める、辞められたくなければ昇給するといった具体に。
正直、下手な権力主張よりもよっぽど筋が通っていて自由至上主義とも好相性で、個人的には好きで居心地の良い仕組みだ。

Colabo問題

大きく脱線するがやはりこの文脈で現在においてこの話題を避けては通れない。
彼らは左派の特に極派として筆頭に挙がる。
本来的な活動はそうでもないはずなのだが、身から溢れる錆はもはやその事実を隠しきれていない。
手短にまとめるが、上述したようなシンプルなルールが明快なわけで、下手な補助金漬けは市場を歪めるから、上手く事業運営、資金運用するにはかなりの努力が必要だ。
とはいえ、東京都側の支出管理も相当に杜撰ひいては結束していたようで、事態は泥沼を燃やすに至っている。
税金を扱う以上、その監査は厳格に審査され、かつ明朗に開示されなければならない。

さらに政治問題に軽く言及すると現政権もいまいちだ。
育休リスキリング問題や秘書官のLGBT差別など、保守陣営もこちらはこちらで目も当てられない。

草の根としての根

閑話休題
そこに昨今のESGの社会的力学により、ポジティブアクション的左寄りの力学が弊社にも不自然に働いた。
しかし本PJTへの参加で、弊社にも草の根の左寄りの活動が潜んでいたことに気づいた。
なお、それは物騒な革命的勢力とかアナーキズムというわけではなく、純粋に労働者の権利拡大を目指すのみである。

そこで例示されるのが主に子育て・育休に関するコミュニティだ。
そういうのがあるのは非常に良いことではあるが、在り方に改善の余地も感じられた。
仕方ない部分も大きいが、まずもって構造的に経験者と被補助者の力関係が極めて明確である。加えて年齢も同様の力関係を助長して、対等であろうとするには努力を要する。
だからここで強者は理想的であるために、態度に注意が必要になる。雑に言えば、老害やお局になることを意識的に気をつけないと、そうなってしまうということだ。

またこうした環境が相まってか、中年層に厚い組織になっている。
経営に近い高年層も必要でありつつ、主体的な若者のさらなる参入による多様化が望まれるだろう。ただ彼らも提供できる価値に乏しいため、在り方に難しさがあるだろうか。

世代間格差というか分離・隔絶

これを当該組織内のみならず、社内全体に広げて考えてみると、やはり参加率や年代のアンバランス感が気がかりになる。
そもそも社内において、事業や部署ごとに年代が固まりがちなのが、硬直化や同質化を助長しており、人事はそういった面にもさらなる配慮が求められることだろう。

これは主に働き方を軸において思考プロセスの着地点ではあるが、それぞれのサービスの改善においても同質的な組織では新奇性の高いアイデアが出にくく、気づいた頃には他社に負けているかもしれない。
理想論としては個人的にはやはりここに落ち着く。
pytho.hatenablog.com

開示

人事と言えばここも課題だ。
昨今ESG等の文脈で情報開示も重要になっている。
率直に言って弊社の現状は外から見て結構保守的で消極的だ。

これはどうも経営層の意向らしいが、漸進的に取り組み必要があるだろう。

他グループの活動

ここまで書くとほぼ全鋼になってしまうが、個人的に結構感銘を受けたので共有しつつ書き残したい。

他も左派的な文脈でそれぞれに取り組んでおり、そのいわば思想的な部分には濃淡があった。
やはり個人的には薄めで普遍的な課題の解決を目指したものの方が好感を持てた。

1つはそれぞれの生活時間を開示・共有するといったもの。
当初、彼らは個々人はかなり異なる生活時間を設けているものと仮説立てしたものの、実態的な時間の割り振りに大差はなかったそうな。
考えても見れば当たり前で、通勤列車には非常に明確にラッシュがあり、対象は弊社社員という根本的に一定の同質性を持っていた。

ただこの仮説の棄却ももちろん面白かったわけだが、その続きこそが真髄だった。
要は時間の切り方は同じでも、過ごす場所や使い方は違うということだ。
アフターシックスで映画を見るのか、勉強するのか、家事・育児をするのか、そもそも残業なのか。
朝も家事か、運動か、などなど。
これは専門だった交通行動の基底的な関連性も感じられて興味深かった次第だ。

もう1つは社内アセットを外部連携として活用する道だ。
本企画としての特異性、持続可能性などの総合的な点で高く評価できそうだと感じた。

心理工学的に優れたプロダクト

書籍のレビューを元に、既存のサービスを見てみる。

心理工学というのは行動経済学をやや自分なりに再定義してみた。
個人的には学術上は経済学と心理学を組み合わせた行動経済学という分野はありだと思うものの、これを実践に応用したものは経済学の応用のさらに応用として位置づけが微妙に異なるように思う。
そしてそこに経済学的な要素はもはや弱く、翻って心理学の強みを実践的に応用した要素を強く感じる。そのまま応用と頭につけてもいいが、工学の方が工学出身としても馴染み深く、文脈的にスッキリしないだろうか。

御託はここまで。早速まずは基本原則的な部分の引用から。

CREATE アクションファネル

CREATE アクションファネル

5つの心のイベントがある。キュー(Cue)によって自動的に、直感的な反応(Reaction)が呼び出され、場合によってそれが意識に上ってくると、費用対効果の評価(Evaluation)が行われ、続いてアビリティ(Ability)と適切なタイミング (Timing)が判断される。これらが行動を実行する(Execute)前提となっている。お気づきかもしれないがこれらの頭文字をとるとCREATEになる。これらの5つの要素によって、行動をつくり出す(CREATE)ことができる*12。

以前も話した通り、現在は主にマーケティング企画を業務の中心においており、そこでジャーニーマップ的な、現代的に昇華して言うならデザイン思考的に検討をする。
これを要素分解して体系化、一般化、形式知化して落とし込んだ形としては非常に納得できる定義だ。
これに関連して述べられているが、消費を喚起するにあたって、これらの要素は密接に関連づいており、いずれの要素も満たすことが一般に求められる。
一般的なマーケ施策、アド・広告のみでは、キューにはいくらか喚起できてもタイミングが難しいことが多い。
ただCVRは悪くても、認知拡大としてのコストとして一定の妥当性を感じられるから産業として成立するのだろう。TVにしろネットにしろ交通機関にしろ。

また費用対効果へのアプローチには主に2通りあるように思う。要は広告に価格を載せるか載せないかだ。
価格を載せれば反応を呼び起こせた場合に、直ちに評価をしやすいという価値を提供できる。
一方で載せない戦略も理解できないわけではなく、尻込みを避けさせる、マーケ担当者の損失回避的な心理効果を予想できる。
ただ1個人の感想としては、広告を打つなら目安となる価格は示してもらった方が、調べるコストを省けて楽だ。オープン価格などで難しい場合はあるだろうが。

しかし価格を開示してなお費用評価が難しい場合もある。顧客がその商品の現在の支払価格や業界水準を知らなければ、そもそも適正な評価に結びつかない。
ややこしい金融商品や通信費は典型例に思える。上記の広告にそれらの比較すら入れ込めないこともないが、そうなってくるとビジーだし、敵に塩を送りかねない。

タイミングを勝ち取るという意味においては、もはや広報よりも営業に近い。
評価を手伝う店頭・電話窓口なんかもあったりする。
ゆえに社内の部署もこのプロセスにおいて、グラデーションを有して有機的に連携しながら、自社拡大を図っていると言えそうだ。

こう考えるとKPIとの関連性の再定義もできそうだ。例示してみる。
キュー:広告のVisit、営業のアタック数
反応:広告からのクリックCVR
評価:HP/LPのアクセス数
アビリティとタイミング:申し込みページのアクセス数
実行:(営業の)獲得数または金額など

ただToBビジネスだと特に上流の様相も変わってくるだろう。

OMO

ある瞬間の習慣を乗っ取った事例としてわたしたちに馴染み深いのは、リアル店舗での買い物でスマートフォンを見る行動である。

  • キュー。カメラ、パソコン、 その他の好きなものを見る。
  • 変容前のルーティン。それらを手に取り、レジまで行って、購入する。
  • リワード。お金を節約できてよかったと思うこと、素敵なカメラを使う自分を想像できること、 商品を受け取れること、など。

この習慣の乗っ取りはリアル店舗殺しにつながる。そのため「有益な行動変容」ではないかもしれないが、根っこの原理は同じである。

なるほど。Amazonにそうしたサービスがあった。AIの商品の画像解析機能もあったが、店頭ということを考えれば梱包されていることも多いし、バーコード・JANコードの方が無難かも。
前者は店頭というよりかは、友達の家やカフェ・ホテルで気になった時とかが好相性か。

そうして考えると、後者が引用と好相性そうだ。これは前提として強力なECを持っていることが前提で、楽天(なぜかトップにはない、探すタブ側)やビックカメラのアプリなどにもある。他にも読書メーターでも類似機能を使っている。

非エンジニアの私でも簡単なことがわかる。こちらなら高度なAIを使わずとも、20世紀に既にあったレジのバーコードの機能の移植で済む。プロならバックエンド側だけなら1人月もかからずできそうだ。既存の複雑なフロントへの組み込みは大変そうにも思えるが。
だからこそ天下のAmazonは後者のAIで優位性を保とうとする戦略だろうか。

あとはどれくらい使われるかというところか。
高額商品であれば比較することは多いので、悪くなさそうだ。
以前は競合他社を買回り品として足で比較することになっていた。
そこを電子化するのは顧客への提供価値としても極めて高い。

Amazonは完全に店頭購買を奪い切る算段だろうが、他の会社はそうでもなさそうに思える。
これこそOMOとして。

教養も備えたエージェント

マジで中途半端な頭脳労働は駆逐されて、ホワイトカラーとブルーカラーが先鋭化しそう。
これはIT下請けなんか特にうかうかできないのでは。
例によって引用でChatGPTの回答。
人間は結局スケールメリットのない面倒で細かい作業をさせられる運命か。これがラディカルな経済学、資本主義か。分かっていたような予想できないディストピア感。

自然言語も普遍的な内容なら問題ない。
特定の細かい分野は苦手そう。
ここは平均的な人間と比べたときに大差ない。
個人的な見解としてはコードに強く、IQと教養も豊かながら、間違えもするのは結局人間と変わらないなあという印象。

という意味では普通とも言えるが、その頭脳労働のリソースが実質的にほぼ0円であることは、今後の経済活動へも少なからずインパクトだろう。

以下、質疑応答。今回は短め。他にはシンガポールも近場で気になっていたり。

台湾への2泊3日の旅行のプランを立ててください。費用には余裕があります。土木、建築、歴史、文化に興味があります。

台湾への2泊3日の旅行のプランを立てるために、まずは興味に合った観光地を選ぶことが重要です。台湾は土木、建築、歴史、文化などに富んでいるため、いくつかのオススメの観光地を紹介します。

1日目: 台北市内を歩いて回る。台北101台北市庁舎、松山機場などが訪れることができます。

2日目: 台北から台中へ移動。台中市内を散策し、東寺、四維紀念碑、台中公園などを見学します。

3日目: 台中から台南へ移動。台南市内を散策し、古蹟街、玉井老街、六合夜市などを見学します。

上記のように、台湾の主要都市を訪れることで、土木、建築、歴史、文化などの要素を楽しむことができます。ただし、実際には移動時間も考慮する必要があります。

土木、建築、歴史、文化のカテゴリごとに観光地を箇条書きしてください

土木に関する観光地:

台北101: 台湾で最も高いビルとして知られており、土木技術の進歩を感じることができます。
台北市庁舎: 日治時代の建築物で、台湾の建築史を学ぶことができます。
松山機場: 日本政府が建設した機場で、台湾の土木技術の進歩を感じることができます。
建築に関する観光地:

台北101: 台湾で最も高いビルとして、建築技術の進歩を感じることができます。
台北市庁舎: 日治時代の建築物で、台湾の建築史を学ぶことができます。
松山機場: 日本政府が建設した機場で、台湾の建築技術の進歩を感じることができます。
歴史に関する観光地:

台北市庁舎: 日治時代の建築物で、台湾の歴史を学ぶことができます。
東寺: 台中にある歴史的な寺院で、台湾の歴史を学ぶことができます。
古蹟街: 台南にある歴史的な街並みで、台湾の歴史を学ぶことができます。
文化に関する観光地:

四維紀念碑: 台中にある文化財で、台湾の文化を学ぶことができます。
玉井老街: 台南にある文化的な街で、台湾の文化を体験することができます。
六合夜市: 台南にある文化的な夜市で、台湾の

上記のカテゴリにおいて主要でない穴場にはどんなところがありますか?

土木に関する観光地:

京華水廠: 京華にある古い水道施設で、土木技術の進歩を学ぶことができます。
建築に関する観光地:

嘉義市街: 嘉義にある古い街並みで、台湾の建築史を学ぶことができます。
歴史に関する観光地:

旗山老街: 高雄にある歴史的な街並みで、台湾の歴史を学ぶことができます。
文化に関する観光地:

台南文化創意産業園區: 台南にある文化創意産業の園區で、台湾の文化を学ぶことができます。
ただし、これらの観光地は主要な観光地ではないため、事前に情報を収集することをお勧めします。

台湾1泊弾丸 | Peach Aviation