最近のライブ参加感想まとめ
夏からだけなのに振り返ってみると行き過ぎている笑
- 馬場智章 "ELECTRIC RIDER"
- 東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート
- 矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo 〜Step Into Paradise〜
- 藝祭
- 角野隼斗×上野耕平 東京交響楽団特別演奏会「カプースチン・スペシャルナイト」
- 亀井聖矢 リサイタルツアー2024
- HIMEHINA LIVE 2024『涙の薫りがする』
- 角野隼斗 ピアノリサイタル
- 浅葉裕文 Swingin' Guitar Quartet
- ハンガリー・ブダペスト交響楽団
(開催が新しい順)
馬場智章 "ELECTRIC RIDER"
映画『BLUE GIANT』で注目のサックス奏者がリーダー公演で初登場
BIGYUKIを共同プロデュースに迎えた新作『ELECTRIC RIDER』リリースライヴ
馬場智章 "ELECTRIC RIDER"
2024 10.10 thu.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
TOMOAKI BABA - 馬場智章|ARTISTS|BLUE NOTE TOKYO
名前だけでまったく予習せずに行ったら、予想以上にエレキ系の現代的な雰囲気でびっくり
以前サイモン・フィリップスのときもそんな感じだったなあなどと
クラシカルなジャズの渋い演奏も好きだが、エレキ系は現代的な活気と熱さがあって、まさに青かった
それから席もど真ん中3列目!!!
これなんかはゲーム音楽っぽい雰囲気もある
以下とか似た雰囲気
最近はホヨバのゲームがマイブーム
東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート
「東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート」は、2024年10月の東京科学大学(Science Tokyo)の設立を記念して、東京工業大学・東京医科歯科大学の学生・教職員のうち管打楽器経験者の有志が集まって東京科学大学 祝祭吹奏楽団を結成して行う祝祭コンサートです。新大学の門出を演奏者・観客が一緒になって華やかに祝うことを目的に開催します。
東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート | イベントカレンダー | 東京工業大学
無料に予想以上に人が集まってしまったらしい
2回公演に急遽変更の上、暇で近所の学生を一旦返していたのは、今となっては笑い話
最初の曲、特にトランペットは目立つだけに心配だったが、後半は非常に完成度が高かった
なんでこんな人たちが科学大にという感じ
特に各木管のソロはプロも目指せそうだった
矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo 〜Step Into Paradise〜
矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo 〜Step Into Paradise〜
2024年9月24日(火),9月25日(水)
東京オペラシティ コンサートホール
開場:18:00 / 開演:19:00
収録曲
曲目タイトル:
【CD】
1. 変わるし
2. げんこつアイランド (げんこつ山のたぬきさん~カンタロープ・アイランド)
3. ドラゴンはのぼる
4. ポラリス
5. ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス
6. ペンデュラム
7. ラッパとあの娘 (ラッパと娘~ザット・ガール)
8. ラーメンたべたい
「げんこつアイランド」はお馴染みの童謡のアレンジ
「ドラゴンはのぼる」はロケットの歌詞
リリースされたら改めて聞き返したいが、これが一番好きだったかなあ
矢野さんは好みが分かれそうな感じではある
特にボーカル面でものすごく好きという感じでも正直ないが、ダブルピアノでのジャズの掛け合いはさすがのプロ
お互いに主張するところと支えるところがしっかりしていた
YouTubeのコメントでも見かけたがコード進行とか基礎的な部分は手堅くシンプルな分、即興含めメロディの部分に力が入っていた
コード進行、テンポ、リズムの加え方による疾走感、加速感の表現はわりかし普遍的なものに思えるが、やはり聴いていて気持ちがすく感じがする
藝祭
尺八×琵琶 武満に「蝕」発されて
▼ 2024年09月08日(日) 13:25開場
尺八×琵琶 武満に「蝕」発されて のチケット購入・予約は TIGET から
日本の伝統の独特なテーマ
その独自性のせいもあってかキャンセル待ちで入れた
次の合奏だったかはキャンセルが数件しかなくて滑り込めなかった
独特の雰囲気はそもそもこういう場でないと聴く機会にも恵まれないので貴重だったと思う
五線譜自体が西洋の文化なので、これと独立した日本古典の特に間を表現しているのが貴重
こういう文化は大学などを通じてやはり積極的に残していって興味を持ち続けるのが矜持だろう
また3曲目は現代風にアレンジされた曲が披露されたが、文化の現代化への適応を通じた保存やアウトリーチとしてこういうのも大事だし、聴いていてより聴きやすいような印象もあった
角野隼斗×上野耕平 東京交響楽団特別演奏会「カプースチン・スペシャルナイト」
■出演
ピアノ:角野隼斗
サクソフォーン:上野耕平
サクソフォーン四重奏:The Rev Saxophone Quartet
フルート:竹山 愛(東響首席)
チェロ:笹沼 樹(東響客演首席)
指揮:大井剛史
管弦楽:東京交響楽団
《オール・カプースチン・プログラム》
8つの演奏会用エチュード op.40 より 第1番、第7番、第8番
24の前奏曲 op.53 より 第12番、第9番、第17番 (サクソフォーン四重奏版)
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 op.86
サクソフォーン協奏曲 op.50
ピアノ協奏曲 第2番 op.14
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2452534
カプースチンは下記で聞き馴染みがあった
超メジャーな作曲家ではないが、近現代においては存在感が大きい
タイトルからわかる通り、公演自体は楽器構成が様々で、その柔軟性の時点で面白かった
特に後半2曲はとびきりによかった
協奏曲として主役が互い互いに支えつつ、ソロで主張し、オケがそれをしっかり支えていた
時系列が逆だが角野と亀井と同様に同年代の同じ楽器として、上野と馬場も比較の俎上に上がるだろう
前者は角野が独創性と柔軟性に強いのに対し、亀井は実直で素直な雰囲気が対照的
後者も構造的には似ていて、馬場が感情表現・主張が強いのに感じられるのに対し、上野が技術的な手堅さ・全体へのサポート力が評価でき、それぞれが活躍するジャズとオケという環境はあっている、ニワトリタマゴ問題だが
本公演においては柔軟派の角野と質直派の上野でバランスがとれていたか
まあ挙げた4人、オケやその他のゲストもみんな上手いので、誰でも問題はないけれど
亀井聖矢 リサイタルツアー2024
2024.8.9 fri
亀井聖矢 リサイタルツアー2024 東京追加公演
東京オペラシティ コンサートホール
*バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
*ショパン:ノクターン op.27-1.2
*ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
*ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」
*ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
*ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 op.38
*プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」
近代の技術的に難しい曲やピアノ協奏曲はうまいが、古典の表現力が求められるものがやはり苦手に見える
これは世間的な下馬評の通りの感想だが、実際に聴いて率直にそう感じた
素人から聴いていても違和感がままあった
特にバラード調な静かな雰囲気の表現力に欠けるか
むしろ英雄は激しめな分、この曲目の中においてはかなり安定感もあり、フォルテがしっかりしていた
英雄ポロネーズは当然既知だが、こちらの英雄は知らなかったので知るいい機会にもなった
下記とか普通にクソうまい
HIMEHINA LIVE 2024『涙の薫りがする』
HIMEHINA LIVE 2024『涙の薫りがする』
Sponsored by LIVE DAM AiRSchedule
開催日時
2024年8月2日(金)・3日(土)
会場:OPEN 18:00 / START 19:00 ※日本時間
配信:OPEN 17:00 / START 19:00 ※日本時間※時間は前後する可能性があります
Place
会場
豊洲PIT
HIMEHINA LIVE 2024『涙の薫りがする』 Sponsored by LIVE DAM AiR | ヒメヒナ公式WEB&FCジョジ倶楽部
本格的なオタクな現場は本当に久しぶりというか実質初
唐突に重低音を現地で聴きたくなって、その時期にちょうどヒメヒナのライブを知り、チケットも好都合なことにまだ枠があったので、完全に勢いで購入していた
そんな余り的な枠なので整理入場はほぼ最後で席自体は微妙だった
前のドアから入れたので前は前なのだが、それでもドア付近なので角度的に画面越しがかなり平面的に見えざるを得なかったのが残念
完全に余談だがこういうのが実用化すればいいのに
また勢いだったので急いでオリ曲とかをヘビロテして予習した
当初はレコメンドされたMMD動画の「愛包ダンスホール」をバズって聴いたことがあるくらいだったので
オリ曲だと下記が一番好き
総選挙もやるとかで順位が楽しみ
音楽系専業でやっているだけで、コール&レスポンスを超重視していて、楽しませようとするホスピタリティ的なものがセトリやオリ曲の作りからひしひしと伝わる
期間限定公開らしいがライブの様子
当然ながら歌がうまい
これはVやアイドルの中で比較するのはもはや失礼
MISIAとかまでとはさすがにいかないが、ガチなので方向性としてはそっちかな
ついでみたいになるがその点で体力もすごい
Vの音楽ライブはMCも挟んで休み休み、グループの場合はメンバーの入れ替わりもある
ただワンマンなので一部ゲストによるパートはあるものの、ほぼ歌いっぱなし
しかも上記のように激しめな曲が多い
振り付けはその分、そこまでガチではないものの、それなりに動いて歌い通しながらも、全然息があがっていないのが素直に驚きだった
角野隼斗 ピアノリサイタル
以前に感想書いていたのに忘れていてまた書いていた
pytho.hatenablog.com
せっかくなので掲載して供養
公演名
角野隼斗 ピアノリサイタル at 日本武道館日程
2024年7月14日(日) 開場17:00 / 開演18:00会場
東京/日本武道館
7/14 (日) 角野隼斗ピアノリサイタル at 日本武道館、開催決定!2/3(土)からFC先行(有料会員)受付開始!! | 角野隼斗 Hayato Sumino Official Website
■配布プログラム
https://hayatosum.com/wp-content/uploads/2024/04/HS2024_budokan_pf.pdf■演奏曲目
ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
ショパン:ワルツ第14番 ホ短調 遺作
ショパン:エチュード第11番 イ短調 Op.25-11「木枯らし」
モーツァルト/角野隼斗:24の調によるトルコ行進曲変奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244/2(カデンツァ 角野隼斗版)
角野隼斗:Human Universe
—
即興
角野隼斗:追憶
角野隼斗:3つのノクターン
Ⅰ. Pre Rain
Ⅱ. After Dawn
Ⅲ. Once in A Blue Moon
ラヴェル(⾓野隼⽃編曲):ボレロ
—
アンコール
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV 147
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
—本公演の模様が、9月1日にWOWOWにて独占放送&配信されることが決定しました。
メイキング映像を含むスペシャルエディションです。ぜひ、ご覧ください。
https://www.wowow.co.jp/music/hayatosumino/また、会場で販売し大好評をいただいたオフィシャルグッズについて、オンラインでの販売も決定いたしました。
準備が整い次第、詳細をお知らせいたしますので、楽しみにお待ちください。
角野隼斗ピアノリサイタル at 日本武道館 プログラム公開&アンコール曲のお知らせ | 角野隼斗 Hayato Sumino Official Website
普通にオリジナルのノクターンほかがよかった
ショパンがちゃんと前座
見方によっては歴史を軽んじるともとれるが、実力でそんな反論もねじ伏せられる作曲+演奏+演出
よく知っていて馴染みもあるし、いい演奏はストリーミングで簡単に聴けるので、古典の価値が相対的に低下している環境要因も大きくなっていようか
演出も古典は普通のスポットライト的照明だったが、ノクターンは照明を絞って薄い青い光で幻想的な雰囲気を作り出していた点も高評価
Ⅱ. After Dawnは寝落ちしてしまいそうなほどうっとりする演奏で素晴らしかった
多分に上記のように暗くなった点や、入場前の物販の待機列がかなりムシムシしていて、体力をもってかれていたというのもあるにしても
浅葉裕文 Swingin' Guitar Quartet
浅葉裕文 Swingin' Guitar Quartet
Good Old Time JazzHIROFUMI ASABA
2024 7.11 thu.
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm
MEMBER
浅葉裕文 (g)
宮崎佳彦 (cl,ts)
新井健太郎 (b)
たきざわあつき (ds)
浅葉裕文 Swingin' Guitar Quartet Good Old Time Jazz |HIROFUMI ASABA
ここのところオリジナル曲のジャズを聴くことが多かった
ここでは図らずもよくある古典的な有名曲が披露されたのが逆に貴重だった
収益性や差別化という面でやはりオリジナル偏重は避けられないのだろうか
各人のミックスとかもいいと思うし、下手なオリジナルよりかはやはり有名曲をなぞるでいいとも思うが
今回の特色としてサックスでない木管自体(cl)が珍しい
感情的表現、強弱はやはりサックスが強いとは思うが、無機的で冗長的なクラリネットも独自の良さがある
尖っていない分、周りとの調和には優れるか
バラード的チル的表現に優れるといいますか
もう少し流行ってもいいのに