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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

大学院志望理由書

ファイルを整理していたら面白いものを発掘したので貼っておく

読者に受験生がもしいたら”反面教師的に”参考にでもしてもらえれば

なんかよおわからんことかいっとたのおと

多分こんなのは形ばかりで筆記試験が最重要のはず

平成31年4月入学・平成30年9月入学東京工業大学大学院修士課程・専門職学位課程平成31年4月入学・平成30年9月入学東京工業大学大学院修士課程・専門職学位課程

志 望 理 由 書

氏名 ****  志望する系又は専門職学位課程 土木環境工学系 埼玉大学 平成31年3月卒業見込建設工学科
コースの志望は、第一志望が都市・環境学コース、第二志望が土木工学コースである。研究室は計画系の屋井先生、室町先生、福田先生、朝倉先生を希望する。また、計画系とならなかった場合、現在は既設橋梁の維持管理方法について研究しており、この研究を踏まえ岩波先生のもと港湾構造物に焦点を絞ったものをやりたいと考えている。私は、都市のデザインや構造物の設計といった2分野に興味があった。そのため、高専在学時は、構造デザインコンペティション(ブリッジコンテスト)に毎年参加し、交通系の研究室で卒業研究を行った。高専の卒業研究では「信号交差点における停止/通過判断挙動の分析」を行った。確かに調査対象の群馬は、自動車の交通分担率が高かった。しかし、日々の通学や周囲の友人の話などから、私は自動車よりも鉄道の方が、より身近で切実な問題を抱えていると感じた。大学でこのテーマを扱うか考えたが、計画系の研究室は、私の考えるテーマと差異があるように感じた。そのため、同程度に興味があり内容がより良いと思った構造研究室に入った。しかし、大学院では最後の機会だと思い受験に至った。そして、都市部の鉄道の混雑は軽減されつつも、劣悪な状態が続いている。都市交通年報によれば、高崎線田園都市線などは、今後も混雑が続くと予想されている。しかし、財政的にハード面としての路線新設などは困難である。ソフト対策として、増発なども行われ改善は見られたが、期待されたピークタイムシフトは成功したとは言い難い。特に、ピーク時とオフピーク時の差が激しい。例えば、日暮里・舎人ライナーはピーク時に非常に混雑するがオフピーク時の乗客が少なく、赤字となっている。さらに、需要予測は失敗が多く、東葉高速鉄道は高額な運賃となってしまい、反対に、つくばエクスプレス線は予想より早く黒字を計上している。都心部の交通は歪んだ状況にあり、また需要予測が難しいと言えるだろう。そこで、自分が高専の卒研に用いた非集計モデルなどを用い、より高い精度での需要予測とその要因の分析を行いたいと考えている。この結果に基づき、都市部の鉄道の混雑緩和をはじめとする利便性の向上や沿線の都市計画などを考え、事業者の増収につなげ、持続可能な社会に貢献したいと考える。非集計モデルは転用可能な場合が多い特徴がある。そのため、導入された説明変数から、都心部の鉄道だけでなく地方路線の維持の方策や、屋井研究室で行われている空港の運用への応用についても検討したい。