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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

ブックダイアローグ

対象図書

9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために 伊藤穰一

MITメディアラボの所長著
イノベーションの加速する現在の過ごし方について論じている
なお原題はむち打ちショーだとか
 

ブックダイアローグとは

ブックダイアローグは章ごとに分担して行う
フォーマライズからリレープレゼンテーションを行い内容を共有する
私は3章の「地図よりコンパス」を担当


そもそもなんでこんなことを?

東工大のTOTALのOpenプログラムというものを6/5に受けまして

今後も7月と8月に一回ずつの予定

TOTALというのがリーダーシップ教育院というもので要は意識高い奴

しかも博士前提みたいなところなので尚

http://www.total.titech.ac.jp/

 

3章のまとめ

地図よりコンパス

ここで地図とは知識、最短経路、マニュアルなどを指している
対してコンパスとは柔軟性、思考力、反分野的などを指している
思考力について例が挙げられていて、学校の代数は社会では必要ないが、思考力の訓練のために必要だと述べている

章タイトルで述べているようにコンパスへシフトすべきと述べている
ここで不思議の国のアリスのエピソードが添えられている
 

アリス  「どの道を行けばいいの?」

チェシャ猫「あんたは一体、どこへ行きたいんだい?」

アリス  「わからないわ。」

チェシャ猫「じゃあ、それはたいした悩みじゃないね 」

アリス  「どこかへ辿り着きたいのよ」

チェシャ猫「だったらどっちへ行こうが、どこかへ辿り着くまで歩けばいいのさ」

 


リーダーシップのあり方と教育について

しかしこれまでの地図を捨てることは容易ではない
特にリーダーとして促す必要がある
そこでトップダウンの形を変えるべきと述べている
これまではリーダーが強いリーダーシップによってチームを引っ張る形であった
これからはチームがのびのびできるよう環境を整える庭師のような形が求めれると述べている

昔のコンピュータに取り組む人は能動的だったが、今では社会に普及し受益者になってしまっている
「文法はあるが文学なし」
コーディングを作文のようにすべきで、子供に動機づけと本能へのアプローチがいるだろうとまとめている

メディアラボの自慢

のようなくだりも載せられている
メディアラボは各専攻の個人がそれぞれ違った方向から目標を見ている
これが地図よりコンパスかなといった具合
メディアラボの方角としては下記の3つをあげている
独自性・インパクト・魔法
独自性については、競争が起きてしまったら、それはもう独自性がないので相手にまかせてしまえと述べている
インパクトについてはインパクトな言葉を残している
「実配備するか死ね」
これは誰かの言葉をもじったようである
が、後にオバマ大統領に注意を受け撤回したようである
実配備によるインパクトを重視せよという強いメッセージである


ディスカッション

先述のように各章をリレープレゼンテーションすることで内容を共有する

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ブックダイアローグでまとめたもの

そこで疑問点などを話し合ったりする

簡単にまとめるともともと意識高いプログラムであることもあって自立している人への啓発的な難しい内容だろうという感じだった

というのも一般人には到底できないような挑戦的姿勢

例えば,ルールを破る,知識に頼らない

が目立っていた

また例が多いうえに訳が分かりにくく話の繋がりが分かりにくいというのがあった