遠出が憚られる中,おいしいものも修了記念などを兼ねて食べたかったので東京の高級なホテルのランチに行ってきた.
当初は超有名なホテルオークラに行きたいところだったが,人気なようでいいタイミングで予約が出来なかった.
そのため妥協的な流れで目黒は雅叙園に行ってみた.
妥協的とは記したが,十分満足できる内容だった.
目黒という立地も大岡山から一本で機会として絶好だったように思える.
当日はまだ目黒川の桜は一部咲きくらい.
内装からすごい.
感染対策の一環として,皿に小分けにされたものでのビュッフェ形式で,各皿にはプラスチックの蓋まで.やりすぎなくらいの感染対策.盛り付けの際はビニール手袋の装着必須.
この中では特に左奥のカンパチの炙りが絶品だった.
調子に乗ってスパークリングワインも注文.
奥には炭水化物系のおかず.
盛り付けは店員さんが行ってくれる.
皿が小さく見えるが意外とボリューミーだったので,小盛りにしてもらえばよかったとやや後悔.
グリル屋ということで全種類を注文.遅れて温かい作りたてのものが運ばれてくる.
左手前:スペアリブ
右手前:ローストビーフ
左奥:鶏の黒ごまソース
右奥:サーモンロースト
デザートの種類も豊富.
90分制ということで急ぎ足になってしまった.
紅茶がスパイシーで変わった味だった.好きだったので,店員に種類を聞けばよかったかも.
施設内には他のレストランもあるようなので,他も行ってみたいと思えた.
百年階段はかつて客室として利用されていたような.
東京にこうした木造の施設が残っているのはやはり珍しく,それだけでも十分に価値があるだろう.
また各室はそれぞれの芸術家による意匠の贅が尽くされている.
雅叙園は目黒は行人坂の脇に建てられており,その高低差を利用し,立体的な建築が形成されているようだ.
100段というとしんどいようにも思えるが,途中の客室を眺めながらの見学になるので,なんらキツくはない.
また縁起をとってか実際は99段なんだとか.