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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

日本橋高島屋

今週は東京駅の東側に行ってきた。

まずは八重洲口から歩いていける八丁堀のお気に入りのラーメン屋の七彩さんの春のメニューから。

 

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その後、表題の通り、日本橋高島屋へ行ってきた。

目当ては下記の企画展。

 

www.takashimaya.co.jp

 

コルビュジェをはじめとして、建築家を中心としたインテリアの受賞作品が並べられていた。

また同店の家具のフロアも紹介されていた。

ここでの展示を通して、家具販売にも繋がたいところか。

うまいビジネスだ。

 

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受賞作品のジャンル・トピックとしては椅子。

一人用からソファタイプ、材質、形状など種類に富んでいて面白い。

さらにセットで証明が展示されており、個性がさらに磨かれている。

 

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解説文も秀逸だ。

上記は美術館の展示の履歴が紹介される。

美術館においては、絵画、彫像が代表的で、インテリアなどは日陰気味で、私自身あまり注目できていなかったように内省、回顧する。

 

下記は作者のキャリアが興味深い。

土木工学においては、私と同一だ。

私自身、既に土木とは一線を画する業種に労務しているが、建築寄りに近づきつつ、彼のようなキャリアを歩むのも一考に思える。

特に、ここの受賞者は王立美術院をはじめとした、特に欧州の芸大出身者がやはり多い。

私自身、第二の学位を考慮したときに、あえてデザイン系に寄せるのは、独特かつユニークで面白そうと思っている。

昨今はやりのデザイン思考的でありつつ、人間工学的な工学とのシナジーもゼロではない。

 

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受賞作品のトピックスのあとは章立てを変えて、テーマごとのインテリアがまとめられる。

これを見て、ふとどうぶつの森を思い出した。

高いがインテリアを整備することによる、QoLウェルビーイングの向上は間違いない。

専ら在宅勤務でもあるので、実用面のみならず、見た目や肌触りなどの感覚的な居心地の良さを重んじた部屋作りもありか。

とはいえ、総合職かつ子供部屋おじさんなので、全力投球はしにくい。。

 

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下記は個人的にリベラルな芸術として興味深かった。

肌色という表現は、特にリベラルな表現において特に人種問題系の観点から、忌避される傾向にある。

しかし下記の作品は、それを逆手にとってか、新たな表現を模索している。

繊細さの感覚を表出させつつ、現代の社会やそこでの問題との繋がりが強い、非古典的な現代での取り組みならではだろう。

 

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余談だがせっかく高島屋にわざわざ来たので、ファッション系もウィンドウショッピングした。

女物はいいデザインで手頃な価格が多いのに対し、男物はどれも非常にいい値段がして、現状ではほとんど手が出せないのが苦しいところだ。

個人的にこういうところにも、現代的なジェンダーロール的な問題が背後に潜んでいると考える。

これまでは男性優位の社会であったため、こうしたものの価格も、同様の重みがついていた。

しかしようやく就労環境における男女平等が達成されるようになり、かつ日本が低成長でパイの奪い合いな経済環境であることを仮定すると、これまでの男性分の取り分の半分が女性に奪われる。

これはミソジニーではない。

喜ばしいことで、女性の高額商品の市場が開かれるが、その一方で高所得男性向けの市場は縮退を余儀なくされるだろう。

また男性の中間層が溢れ出てくるだろう。

百貨店でも別の小売や職人にも、こうした社会的需要構造の変化を受け入れてもらいたい。

最も私自身、中間層男性にとどまるつもりはないが、若輩者にはまだ道半ばだ。

 

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