旅程
1日目
東京駅
8:00前東京発
10:00京都着
京都駅
そのままJR奈良線に乗り換え宇治へ
平等院
そもそも京都旅行自体は中学の修学旅行以来の2回目。
当時遠く敬遠していた南方を初日にサクッと回ってみる。
平等院は思いの外小さかったものの、併設された博物館が程よい規模感だった。
鳳凰の銅像も間近で見られて、分割施工されている点などは興味深かった。
伏見稲荷大社
南側で最も有名かなあということでミーハー的に。
境内でセクションや経路が分割されている点や、そもそもの規模感が想像以上だった。
雰囲気だけなら最初の100mでも十分だが、せっかくなので山頂を目指した。
これが思いの外大変で、普通に登山だった。
とはいえ、着物と下駄のおばさんも登山中に見かけて仰天した。
丸福樓
今回の旅行の最大の目玉。
旧任天堂本社の建物のホテル。
今回の近代建築のイベントにも一枚噛んでいる。
いいところがたくさんあったので、別記事でまとめたい。
2日目
ホテルのサービスに電気自転車が含まれていたので、チェックアウト前にこれを用いてそこそこの距離の訪れにくい観光地に行くことにした。
今回の旅行の京都市内の交通機関は鉄道が主だったので、鉄道空白地域のこちらに行くことにした。
別段、地下鉄乗り放題等は購入していなかったが、なんとなくバスは嫌いだし、京都は渋滞のイメージが強かったので。
前述の通り、この方面も修学旅行では行っていない。
南禅寺
土木的観点で興味深かったのでこれをメインに。
比較的標高が高いためか、際立って紅葉が見事だった。
インクライン
水路として繋がりがあるわけだがこちらも。
昔は舟運が盛んだったこともあり、水路の開発に力が入れられていた。
とはいえ、水路は完全に重力に逆らうため、エネルギー的にポテンシャルが求められる。
そこで高低差を補うためにこれが設けられたらしい。
近所の駅は蹴上だったが、そうした役割が影響したのだろう。しらんけど。
さながらディズニーのカリブの海賊かスプラッシュマウンテンといったところか。
知恩院のレンガアーチは単純には碓氷第三橋梁にも似ているが、役割と交通機関の歴史を関連させて考えれば、こちらが古いことが類推できる。
知恩院
こちらは時間があり近所だったので次いでに。
とはいえ、次いでには惜しいほど大きく立派な門と参道が設けられ、本堂も立派だった。
ちょうど訪れた夜からライトアップが始まっていたので、行ってみたかったがやはりアクセス的に難しかった。。
丸福樓
自転車を返却し、サービス内のカフェテリアを利用して昼食を済ませて小休憩とし、館内を軽く回った。
猫猫寺
幸いなことにたまたま建築祭とタイミングが被っており、面白そうだったので行ってみた。
場所は叡山電鉄の終点から徒歩10分以上で、京都と言ってもかなり山奥だった。
いよいよ《ツタンニャーメン展》の全貌が明らかになる日が近づいて参りました‼️
— 猫猫寺 開運ミュージアム (@NYANNYANJI) October 18, 2022
[開催場所]
猫猫寺 開運ミュージアム
地下展示室(火曜日定休)
[入場料]
大人 800円
小中高 600円#猫猫寺開運ミュージアム #ツタンニャーメン展 pic.twitter.com/wF838heTBy
正直、事前情報が少なく謎が多かったが、これはこれで面白かった。
ぶっちゃけてしまえば、観光地にある変わった博物館の一種ではある。
おそらくオーナーが愛猫家で色々創作活動に繋がっているっぽい。
また子女がその方面で開花したようで、そこに親が悪ノリしてるっぽい。
少し残念だったのは猫住職がいらっしゃらなかったことか。
下鴨神社
せっかく北東方面に来たので、寄り道。
叡山電鉄を出町柳まで乗ってきてしまったが、参道が長すぎて途中下車するのが吉だった。
最近、無計画に旅行しがちでこういうのは多い。
この無計画さもありつつ夕方になっており、本堂に着いた頃にはあと数十分で終わりで、軽く見て回ることしかできなかった。
また帰りには日が沈んで参道の周囲ももはや森で、カラスが帰巣していてやや不気味ですらあった。。
平日を挟んだ宿泊だったため、Go Toトラベルの地域クーポンがあったが、ここまで商店に入っていなかったため、これを消費することとした。
出町柳の近くに商店街があったのでここを散策してみたが、いい具合のお店はなかった。
というのも、京アニのたまこまーけっとの聖地の地元密着型で未だに活発な商店街だったぽい。
劇中で見かけたカフェなんかも確かにあったし、デフォルメされた木製パネルもあった。
ゆるーく溶け込んでいる感じだった。
思い返せば平等院の宇治には同様のユーフォキャラたちがいた。
京都駅
結局、最強の駅に来て、会社への土産等を買うなどした。
夕食も微妙なところで、京都で有名なつけ麺やのたか松で済ますこととした。
ビジホ
丸福樓が超高額だったこともあり、こちらは安めに済ませてメリハリをつけた。
とはいえ、普通に泊まる分には十分だった。
3日目
京都御所
京都は早朝と夕方以降の観光地が限られている、と今回感じた。
その中で御所は珍しく9時から入れ、ホテルからも徒歩圏内だったため、時間つぶしとして散歩した。
そういえば皇室の行事で見かけたような気のする建物もあった。
庭園もさすがに見事。
そういえば他はマスクは強制されなかったが、ここは唯一しっかり強制された。
荷物検査もあり、さすが宮内庁管轄だけあってお硬いか。
旧寺江家
ここからようやく本題となる建築祭り。
ここを一番目に選んだのは、10時から先着で茶が振る舞われるため。
開場10分くらい前に現着し、やや列ができていたものの、ちょうどいい具合に権利を獲得できた。
茶はちゃんと苦くてよかった。
道路に面した建物外観はやや古くも普通の住居だったが、これはリフォームの増築部分らしかった。
奥にはかまどのある土間を有した木造建築だった。
冨田屋
閑話休題。
こちらは建築祭りとは関係ない町家。
ふるさと納税のコト消費として購入した権利で。
京野菜の弁当付き。
和風総本家的な歴史・文化や建物の説明があり、面白かった。
ふるさと納税は過激化によるピーク後も、還元率が中心的なトピックになっている印象だが、本来の制度の趣旨に倣えば、こうした地域を重んじるのが重要ではないだろうか。
加納洋服店
定休日で建物の特別公開だとか。
屋内は撮影禁止だったが、昭和以上に趣のある雰囲気が非常によかった。
奥の試着室だか応接室は鏡張りで広い印象の空間だった。
店内は木の家具に味がありつつ、天井の古いガラス細工の照明もそれ以上に味わい深かった。
京都市役所本庁舎
洋服屋の隣。
そもそも前提知識として知らなかったが、全体的にはゴシックな雰囲気を纏った重厚さがありつつ、様々な建築的文化のコンテクストが織り交ぜられているらしい。
館内はまず別館の新館から案内された。これは単に運営上の都合らしい。
そこから旧館に入る流れ。議会室などに入れた。厚いカーペット時期だった。
ステンドグラス等にやはり京都の文化としての自信と自己愛が垣間見えた。
御幸町教会
市庁舎からは徒歩数分ほど。
たまたま有志の方によるツアーに合流できた。
解説にもあったようにレンガの積み方や壁による耐力構造は面白い。
個人的にはアーチ型の窓の上部の要石的なものが、建築的に気になった。
旧成徳中学校
他にもたくさんの建築を見て回りたかったものの、新幹線の時間が迫っており、手短にこれが最後。
場所としては市庁舎から京都駅への途中下車する形。
蔦に絡まれているのが維持管理の観点からやや気がかりなものの、それがまた雰囲気をよくしている。
かなり古いようで木製の階段は上り下りするたびにギシギシ言う。
さらにボランティア活動等に活用されているようで、有志プロジェクトのポスター的なものも気になった。
京都に住んで主体的に関わってみたい。
京都駅
16:00くらいののぞみで帰宅