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高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

Local empowerment voluntary @kesen-numa

先週、下記のイベントに参加してきた。
経緯としては社内での紹介。
実はここではまとめていなかった気がするが、去年も会社のイベントとして気仙沼に行き、ワークショップ的なことをしていた。
それを話すと長いので、今回は今回の件だけをかいつまんでまとめる。
主催者が具体的な内容の公開にはやや消極的な印象にも見えたので。

ローカルリーダーズミーティング2023in宮城県気仙沼 - ローカルベンチャー協議会

LLM day 1

市長講演

初っ端は気仙沼市長の講演・挨拶から。
気仙沼は上記の昨年の弊社のイベントなど、国内数多の地方都市の中ではこうした先進的取組に感度が高い印象で、これは市長が挨拶に来たり、そもそもこういう人が首長になっていることからもうかがえる。

そこで今後の市のコンセプトとして挙げられていた「世界とつながる豊かなローカル」というのは面白いなと思った。
一見、地方は国際的繋がりに弱そうだが、主要な港としての立ち位置は独特だ。

パネルディスカッション的な

漁業

気仙沼ひいては宮城、三陸としての地域性のあるテーマ。
なるほど、話を聞いたところ、漁業権は完全に既得権益だ。

リバタリアンとして、これは気持ちのいい話ではない。
規制産業は市場原理が働かないのでイノベーションが起こらない。
ここも新規参入ができず、基本は親からの引き継ぎだそうだ。
ただ今の若手はわざわざ古びた業界に参入するとも限らず、となると入り口が閉ざされている分、単調減少にしかなり得ないのだとか。
講演者はそんなビジネス構造の話に時間は割いていないのだが、個人的にそこが気になりすぎてついつい筆が進んでしまった。

当人の主題としては、産地のフードロス問題が挙げられていた。
既製品としての規制があり、その適合外は廃棄になると、これは漁業にも限らなそうではあるが。

ただこれが前途多難そうだ。
そもそも規制がガチガチなので、法改正のロビイングは必須だ。
食品ロスは消費者というか卸売や加工の業者の説得がいる。
漁業権は組合員間の合意形成がいる。
どちらも反対勢力も粘り強そうだ。特に後者は死ぬまで待つしかないうちに産業が半ば崩壊しそうな感すらある。

フードロス削減のため「規格外の野菜」を流通させるとむしろ農家の貧困を促進することになる、という話 - Togetter

他にもビジネス的な話が少し出ていて、普遍的なことだが、事業における資本の割合が高いとのことだ。
漁師やそのグループが財務諸表を作成し公開するというのは聞いたことがないが、確かに言われてみれば興味がある。
というかこういう部分も開示しないと、漁業権という権利の問題云々の以前に、そもそも求職者が集められないのではないかとも思う。
そして資本が多いなら、個人的にはそのBSを是非見てみたいと思った。
それから豊漁と不漁の時のそれぞれのPLもバカにできないくらい大事だよね。
そこを慣らしたCFもまた。

デジタル庁

このセクションが全日程を通して最も面白かった。

最も印象的だったのは、地方創生の文脈におけるカフェのしょうもなさに対する批判だ。
すべてを否定しているわけではなかったが、産業としての薄っぺらさの批判が痛烈だった。
確かに産業としてのコモディティ性が高く、どこでもまとまった資本があればできる割に、その波及効果、経済効果も小さい。産業のチェーンを作れないから。
事業主の自己満足的なところが、どこまで行っても浅ましざるを得ない。。

それはさておき、だからこその背骨となる産業、起業の重要性を説くという構成、論理には舌を巻いた。

ここまでは比較的概念的な話。
具体的な話にも余念がなかった。

ビジネスモデル上の具現責任の置き方に特に焦点を当てていた。
経営者、起業家は骨を埋めるような覚悟としての無限責任が求められ、そういう仕組み化を行政的にも整備したそうだった。
あるいは投資の文脈におけるGP/LPの使い分けも具体的な話として挙がった。

こういう責任の部分が実際の金の部分にも響いてくるわけだ。
安易な気持ちだと金が払いきれず、先般のカフェにしても最低賃金前提というかそこから抜け出せないし、ひいては自己満足で赤字からの破産だ。
そういうわけで地方のサービス業の給与の上昇が見込まない。
個人的には鶏と卵にも思えるが、そうして地方から都心に労働力が流出していく。
労働生産性格差が広がるわけで、有り体に言えば地方産業にも、というか彼らこそDXが求められると。

資本主義としては当然だが、付加価値を考えなければならないわけだ。
やり方は色々ありそうだが、結局現状の補助金ベースも日の目を見ないわけで、やはり自由主義的にやるべきだと私は思った。

多分、個人的にこの人、話を評価したのは、上記のような歯切れの良さと、行政とは思えないビジネスセンスの高さに依るのかなと思う。
数日、地方にいて感じたが、やはり地方産業は人間関係がウェットで、割り切りきれないところが多々ある。
既得権益層の保守の妨害にも会いがちなのは、もはや可哀想になってくるくらいだった。

それから別軸でデータの重要性を説いていたのは、後述する前日の活動とも関連するし、意識高い本企画の参加者中でも私の特段に強みとなる部分であり、非常にポジティブな気持ちになった。

分科会1不動産

この人の話もなかなか面白かった。
なかなかアナーキーリバタリアンの気風を感じた。

彼いわくリノベは一周してもうブームは終わったらしい。
アナーキーというのは自治区を構想したような内容だったからだ。

ビジネスモデル的にも面白くて、不動産の割引をアーティストの成果の委託でペイしている。
しばしば見かける気はするが、言わばボロ屋をアーティスト気風のある人に貸してDIYさせてちゃっかり付加価値を上げるスキームだ。

とはいえ確かに一筋縄ではいかず、普通にやろうとすると与信とかが通らない。
そこが新規事業として寄り添いきって、サービスとして成立させられうるかの分水嶺になるのだろう。

それから同業のデベロッパー業に対する批判もあった。
1つ目は都市計画専攻として耳の痛さも感じた。
都市計画という過程が古いという批判だ。
確かにVUCAやらの時代に全総やら5ヶ年計画を立てたところで感がある。
そこで空軍戦略OODAを参考にしていた。
このあたりは住民とのインターネットやSNSでのコミュニケーションも活きてくるかもしれない。
OODA(ウーダ) | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
https://www.mhlw.go.jp/content/000961264.pdf

以前から下記サービスは着目しているが、そういう要素も加えたりして、都市のサービス向上に与することもできるかも。
Decidim

虎ノ門で潮目が変わりつつある感もあるが、日本の再開発の画一性の批判が2つ目だった。
色々建前をつけてはいるが、どこも似たような高層ビルなのは見ても面白くない。
欧州はファンドの獲得競争の流れから、独自性を出すとのことだ。
日本は国際的に戦いに行っている感がなく、これは普遍的なガラパゴス化の文脈と同様なのだろう。
あるいはデベロッパーが賃料からあるいはグループの銀行から財務調達が簡単なのも、わざわざ競争に参加しない動機になっているかもしれない。

分科会2地方の雇用創出

ここからは正直、上記に比べると熱中度は落ち着いた感もあった。
表題の通り、地方の雇用創出がテーマで、実績とそれでもなお困っていること、それに対する解決を図りたいとのことだった。

これは私のイデオロギーが邪魔するところでもあるが、営利企業、株式会社の代表でない人も多く、そういう人らの価値の最大化のロジックが分かり切っていないところもあった。
補助金が入るとすれば、目的関数は何になるんだろうか?補助金の基準があるとして、それさえ満たせば、あとはどれだけやっている感があるかというだけにすぎないような。
これは同席した会社の友人とも話題に挙がったのだが、そもそもNPO特殊法人やらのルールがサッパリだ。

しかし知見として勉強になったものや興味深いものもあった。
例えばSROI。通常のコスパ指標のROIに社会効果をSocialとして加えるらしい。
確かにこれであれば、市場原理の働かない事業の効果測定もいくらか具体的に行える。

地方の産業創出においては、やはりリモートワークに着目した場合があった。
まあ誰でも思いつく。
ただフィジビリティとして、組織単位で移管してもらうのが実質的に必須らしい。

コロナ禍も経て、リモート化になる潮流は生まれたものの、全社的に無制限に認められるわけではなく、やはり一定の監視効果を果たすために、組織単位が実質的に必須になってしまいがちらしい。
個人であれば、彼自身に引っ越す意思や、移住のサポート、補助金を出せば、ある程度促しやすいだろう。
しかし企業単位になると、そこがまた難しそうだ。
会社がトップダウン的に業務の一部を地方に移転する場合は、そのメンバーからの反発や最悪離脱も招きかねない。
というわけで案外前途多難らしい。
本物の素人意見として、リモートを打ち出すIT企業のコーポレートサイドへの営業を打診してみたはものの、当然そんなことは実施済みとのことだった。

そういう意味で熊本のTSMC誘致は、各地方からしたら羨ましい話題なんだろうなあ。


地方の割に面白いことをしているというパターンもあった。
住人の求める業種と、企業の求める業種を比較するとギャップがあって、域内では住民の事務のニーズが高いとのことだった。
そこで行政主導で事務を創出したそうだ。
普通は事務系といえば、役所くらいらしいね。
そこはキャパが埋まっているので、誘致とかになってくるそうな。

リバタリアニズムの原理からすれば、そういう需要の旺盛な業種は給料が低下し、その過程で需供のバランスがとられるはずではあるのだが。。
地方に住みながら、楽そうな事務を志願する住民と行政の楽天ぶりに感心した。

イデアベース新規事業案

ううむ、やはりここが鍵な気はしていて、そのうち産業崩壊の足音とともに、本当に崩壊する地域もありつつ、経済原理的に高賃金をブルーカラーに提供する流れは来そうな気はするのだが。
現状はブルーカラー側が大企業から遠かったり、経営センスが低いせいか、ただ敬遠されるだけな感なのがもったいないような。

あとは気仙沼ならではのポテンシャルを感じたりもした。
水産業に明るいわけではないが、水揚げされてもブランディングのために、各漁港に陸運されたりする場合がある。
つまり水揚げ漁港のブランディングが弱いという問題がある。
しかし陸運は2024年問題も近く、輸送コストや鮮度の問題で、高コスト化は免れない。
そこで水揚げ漁港で直接ブランディングしてしまえば、その分の付加価値をまるごと儲けられる。
あとはこれを誰がやるかではないか。

実際のブランディングや販路の拡大の営業は事務職にも近く、労働力の成り手はきっといるので、化けられると思う。
オンラインのセリを事業開発、導入するとか具体は何パターンかありそう。

参考
水産物産地市場の現状と課題
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0703re2.pdf
「鹿児島ルート」発覚で新たに6人逮捕 カツオ窃盗事件に新展開 静岡・焼津市 - LOOK 静岡朝日テレビ
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri0911re3.pdf

Bing経由でChatGPTに聞いてみた

環境省が行っている「海洋環境調査」では、全国の沿岸域で経時的な水質調査を行っています。¹ また、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所も水質連続観測情報を公表しています。¹ これらの調査により、赤潮の発生回数は年々変動しており、減少傾向にあるという報告があります。¹ ただし、赤潮の発生要因は複数あり、その減少には時間がかかるとされています。²

以上の情報がお役に立てば幸いです。

Source: Conversation with Bing, 16/07/2023
(1) 赤潮ネット. https://akashiwo.jp/.
(2) 赤潮 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%BD%AE.
(3) 瀬戸内海の赤潮:瀬戸内海漁業調整事務所 - 水産庁. https://www.jfa.maff.go.jp/setouti/akasio/.

LLM day 2

ワークショップ的な

この中の登壇者に歳下の高専経由の東工大現役生の社長がいて、OBとして感心していた。

彼含め、地方に着目したビジネスに関わる若手は、大学院出身とかのインテリ、テック人材も散見された。
ArcGISで地図上にマッピングしたり。

あるいはそれら含めオープンデータベース化も進んでいたりするらしい。
データさえあれば、私としては分析したり変換したりできるので、そうしたものを活用する方向性は面白いかもしれないと思った。

仮説的に思ったりしているのが、昨今の磯焼けやらの変化に下水排水の水質が絡んでいるのはないかというものがある。
これはむしろ公害問題を経た日本の下水が却って綺麗すぎてしまい、貧栄養化して海藻やプランクトンの成長を阻害しているのではないかという仮説だ。
水質のデータがあれば、そこから水質の変化を辿れるかもしれない。
あるいは海洋で富栄養化すれば、赤潮がシグナルとして表れるのは小学生レベルの常識としてあるので、Webスクレイピングとかで全国的な頻度を推定したりするアプローチも面白そうだ。
肌感覚として赤潮のニュースは、最近聞かないなあという気がするんだよね。

また原因とは逆に結果も重要で、海藻の水揚げ量や生育に関するデータも集められれば、重回帰分析の目的関数にできる。

これが仮説通りとすれば、マーケティングに際しては有機農法的な文脈も代入できる。
栄養は化学的なものではなく、人間を中心とした廃棄なので。
うーん、成立すればWINWINWINな気が。
多分、そう上手くは行かないんだけど。


他に興味深かった話としては、山の広葉樹化とか。
昨今、林業はそれ自体の持続自体が問題だが、踏み込んで広葉樹化に取り組むのは素晴らしい。
忌まわしい杉、ヒノキが減るメリットに加え、江戸時代から続く山の実質的な環境破壊の樹木の画一化が修正され、山の多様性を取り戻せる。
植樹が多様になれば、山の生態系もまた悪影響もあるかもだが、是正されるだろう。
木の実をつけるような種もあれば、鳥類が増えたり、山の里山侵出を抑えることにもなるかもしれない。

他にはジャストトランジション、これはまさしく革新派が好きな標語感もあって、結構好き嫌いが分かれそうな概念にも思えたが。
典型的には脱化石燃料で失う産業に対する本質的な保障、産業の円滑な移管といった具合だ。
アメリカの炭鉱労働者の地方の白人の保守傾向、トランプ傾倒への対抗とも言える。
これは内燃機関車の製造業のトヨタピラミッドの産業構造の電動化にも流用できるとのことだ。
確かに保守へのカウンターとして、色んなところで強力な武器になりそうだ。

雑談・後記

当然ながらイベント自体は意識の高いものだった。
以前であればそれで終わりだったろうが、今の業務の過程で採算性を気にしたりするようになって見方が学生時代から進化している実感もまたあった。
多分、ここは行政や株式会社以外の組織をやっている人も割と共通の課題にも思えた。
一方でそこのセンスもまた抜群な人もいたが、それはやっぱり特定の業界や業種に留まっていると涵養されなくて、転職の価値も感じた。

ボランティア

地方のボランティアというと肉体労働的なイメージがあるが、今回はそういうのではなかった。
うちがIT企業なのでそういうお鉢は回ってこないという構造もあるのかも。

今回の内容を端的にまとめれば、イベント企画の改善の提案だ。
やっている内容は平たく言えばコンサル的だった。

地方だとやはりデータの観点が弱いのでまずはその補強があった。
アンケートを実施するにして、その過不足ない項目数。
そして集めたデータの分析。
Google Formでも簡単にグラフに出力になったりするが、やろうと思えばTableauやらで色々できる。

現状は地方あるあるだろうが、人間関係のウェットさで成り立っている。
一応それで成立しているので直近に問題があるわけではないが、そもそもの仕組みがサステナブルでない。
地元の有力さの人脈に依存しているので、その人に何かあれば従属的な影響を避けられない。

属人的であるため、昨今の普遍的なビジネス観点で言えば、それを形式知化するような仕組み作りがいる。
ただ代替的にするとやはり既存の反発の可能性もあるので、そのあたりは丁寧に扱う必要がある。

全く手が掛かると呆れ半分な気持ちもあったが、案外身近に類似する構造があることに気がついた。
社内調整、社内政治だ。
うちでも少なからず部長の領域だから根回しをしておくとかがある。
おそらく一定の規模の組織になり、ある程度閉鎖的だと、人間の本質として避けられない問題なのだろう。

あるいはそれを真に超越できた組織こそがティール的なのかも。

この辺はMBAとかで体系的に研究されてそうだ。

閉鎖的な組織においてウェットな人間関係が生まれるかどうかについて調査された論文や文献をお探しですね。Google Scholarでの検索を希望されるとのことですが、閉鎖的な組織においてウェットな人間関係が生まれるかどうかについての論文や文献は見つかりませんでした。ただ、閉鎖的な組織において人間関係がどのように形成されるかについての研究はあります。例えば、小学生と中学生を対象に,友人への志向性の差と排除判断の関係を検討した論文²や、人間関係への満足は幸福感を予測することが知られている論文³があります。これらの論文は閉鎖的な組織に限定されたものではありませんが、人間関係についての知見を提供してくれます。

Source: Conversation with Bing, 16/07/2023
(1) 他者の多様性への寛容 - J-STAGE. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/62/1/62_13/_pdf/-char/ja.
(2) 人間関係のスタイルと幸福感:つきあいの数と質からの検討. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp/52/1/52_63/_article/-char/ja/.
(3) Google Scholar. https://scholar.google.com/.

また持続的な運営においては、その事業主体、運営体制も重要だ。
そこは素人ながらの指摘をしたのだが、やはり高度な組織は運営も大変そうで、現状ではコスパが見合わない印象らしい。

ここは継続性とスケールを拡大していく中で随時ということになりそうかな。
イベントをやっている側も1万人規模とかにスケールしていって、地域を盛り上げて、あわよくばお金を稼げれば本望だろうから。

あとはそのスケールの具体と事後のデータ活用の関連性だ。
ウェットな人間関係を脱するには、データの活用が必須だ。
そこで今回はこのコンサルを経て、そこを改善するとして、その後の活用が重要になる。

例えば現状の不明確な来場者数を数値化したり、NPSを算出する。
そしてその数値を以て、関連する事業を行う近隣の地域の同業者に営業して協賛金を獲得するのが正攻法だろう。
このあたりは使いっ走りの営業を研修でさせられた経験と、その後のその運営側的な立場、ビジネス上の上流的な経験をした一連の積み重ねが活きている印象だった。

正味、地方のおじさんの事業者に対して、東京の30にも満たない若造が助言しているのが、そもそも違和感もあるのだが、専門領域が違い助けになるというのは勉強になった。
また上記のLLM含め、地方のウェットな人間関係に基づく産業における処世術みたいなものは、歯が立たないというか立つ瀬がないというかなんというか。
批判すべき構造ではあるものの、そうも言えず、その中での身の振り方に皮肉抜きで感心したというか、ある種の尊敬みたいなものがあった。

それからビジネスチャンスの拡大という意味では、イベント中に出店を募るというのもあるという。
安直な飲食もなくはないが、イベントに関連する産業のポップアップストア、出張店舗的な。

観光

ホテル

観洋

1日目はこちら。
せっかくなので2泊で別の場所にしてみた。
でも系列なのか、関連業者が同じだからか朝食はほぼ同じだった。
泊まったのが七夕7/7ということで天体観測のイベントが予定されていた。
明るい東京の空だと星も見えないので結構楽しみにしていたが、あいにくの曇天で中止。

プラザホテル

結婚式場を兼ねた昭和の雰囲気漂うレトロな地方あるあるなホテル。
見て分かる通り夕食だけでも満足。




バルイベント

ちょうど重なっていたので。
気仙沼バル公式ホームページ


個人的には2の酒が美味かった。

以下はバルイベントではないが、現地で食べた美味しいもの。


黒い塊は酢豚。
気仙沼らしさの欠片もないが、友人の勧めで。

ポケモントレイン

気仙沼に鉄路で行くとなれば、これは欠かせない。
前回の訪問時は会社の経費で自由できず、そもそも時間も合わなかったのだが、今回は早めの解散で自由度があったのも幸いした。
ちなみに旅費、宿泊費、全部自費です。

写真

んんwwwwヤベルタル神ですなwwww信仰以外ありえないwwww

Making me kids



Tシャツも靴もポケモンで揃えてきた。
周りのキッズもポケモン系のシャツが多い。
IPの強さがエグい。
京都勤務だしいつか任天堂もあり。難易度高そうだが。

杞憂

なんか社会人に染まり切ってしまい残念にも思うが、この列車の収益性が気になりすぎてしまった。
これには乗務員が5人もいながら、1車両はキッズスペースに改装されているから、有効な座席数は1両分に過ぎない。
加えて子供が多いため乗車券の収入も乏しい。
ROI大丈夫かと。
研修していたとかもあるかもだし、子供のいる場面では顧客目線では大人の目が多ければ多いほどいいが。

ただの乗客目線では別途サービス含めたホスピタリティといい文句ないのだが、こういう現場を見ると株を買う意欲は削がれる。