AOKI's copy&paste archive

高専から駅弁大学から東工大を経て大企業へ 浅く広い趣味とかキャリアの日記を

ホックニー展

ぶっちゃけ現代美術系はそんなではあるものの、ナイトミュージアムだと一番よさげだったので、久しぶりに東京都現代美術館に行ってきた。

書くまで時間があいてしまったが、ナイトミュージアム期間と書いた通り、以下のリサーチを踏まえ9月10日に行ってきた。

pytho.hatenablog.com

2ヶ月近く経っているのヤバ。
忙しいアピールほど寒いものはないと思いつつも、事実忙しくて書くに書けない日々が続く。

企画展:ホックニー

貼れる写真

例によって?別段この画家に特に思い入れがあったわけでもなく、この機会で初知りではあるが、なんか面白そうな感じで行くことにした。

作品ごとにメモしたし、図録も買ったので突き合わせはできるのだが、その時間も惜しいので雑めにまとめていきたい。

Done is better than perfectの精神で。

まず第一印象としては、マルチスキルというかおじいちゃんながら時代の先端を行っていて凄い。

25「窓からの眺め」より

iPadなどのデジタルツールを使いこなしつつ、当然これまでの主流のアナログ画材を使いこなせる、というか因果が逆でアナログを使いこなせるからこそ、デジタルでも遜色ない。
ここは日本でも柴崎さんなんかが類似している印象だ。
彼もしばしば個展をやっているので、行ってみたいものですな。

youtu.be

やはりコロナによる時代の強制的な揺さぶりも悪くないと思える。
そういう機会がなければ、彼らもデジタルへ移らなかっただろうから、様々な犠牲や機会損失があった一方で、こうした機会創出・化学反応も肯定的に捉えていきたい。

以下閲覧順にいくつか箇条書きのものをそのまま。
うーむ、やはり時間があるときに、これまでのものも含めて、じっくり振り返りたいものですな。

2 No.118、2020年3月16日 「春の到来 ノルマンディー 2020年」より

葉の濃淡のぱたーんの複数形のエッチング
花瓶の光沢のハイライトと柄、外形も面白い
深さ

5 一度目の結婚(様式の結婚)

多様性的対比
ヤシの木の白い幹への新聞の転写は言われなければなかなか気づかない
それもまた対比的

8 23、4歳のふたりの少年「C.P. カヴァフィの14編の詞のための挿絵」より

鮮やかで抽象的ながら構図などはわかりやすい
意味は…
全般的に特に原色系色彩感覚が豊かな印象なのは現代の作家ならではか
はたまた過去の風化のためか

10~ 飾りある金の額に入ったルメローズ通りの風景画「ハリウッド・コレクション」よりほか

題材は移転でアメリカ的で色彩も南で鮮やか
しかしながら絶妙な気持ち悪さ的な緊張感は以前の展示のイギリス時代も思い出させる
人物系は全般的に不気味がち

25 「窓からの眺め」より(再掲)

タイムラプスとスライドショーが魅了
似た構図もパターンをかえいくつか
いくつかの花瓶
庭の植木
クレーン
街灯
点描や一見雑なぼかし、明らかに目立ち過ぎな現職蛍光色のラインも
光、雲、葉の表現効果への模索

30 グレゴリー

肖像画の章
唐突な大判写実
フォトドローイングか

顔は微妙、書き込まれてない
構図や色彩の細部のこだわりは強い
対比

40 ジョー・マクドナルドほか

壁を埋め尽くす
個展ならでは

部屋全体で鉛筆の顔うまい

連作ブルーギター圧巻
全体的にやや弱々しくも確かに技法への挑戦のニュアンスをいくつかに感じる

99 緑の帽子を被ったシーリア

額縁や覆ったアクリルに効果を施しユニークな奥行きを演出

100 シーリアのイメージ(習作)

フォトコラージュでパノラマ撮影の矛盾を指摘する表現
さらに龍安寺という選択は巧い

105 ホテル・アカトラン、2週間後

確かにこのあたりの章はピカソの影響が顕著
人物は少なくとも色味や構図の矛盾感

ポスターの絵はゴッホ的にも見える
www.tokyoartbeat.com

通常展

冒頭の写真は共感に関する企画展で気になったものも混ざってますが、、


三上晴子

バイオハザード
空港検疫
潔癖主義
先見性

自殺者視点のシリーズ

ウェルテル的

横尾

2つ組み合わせシリーズは広角写真的にも見える