はじめに
本日のテーマは恒例TOTALでのデザイン思考のWS.これまでのものとはミクロにフォーカスしている点が独自性.
pytho.hatenablog.compytho.hatenablog.comギリギリでメールを出してOKというので半ば飛び入りで参加.
予め断っておくと今回の感想としては恥ずかしさが優位となった.詳細・理由は後述.
- はじめに
- デザイン思考とは
- 先に感想を述べさせてもらう
- そしてプロセスの話に片足を移す
- 反して我々のチームではどのような話だったか.
- そしてこれで終わらないのが現実の怖いところだ.
- Why:This Blog
- 余談:ちなみに個人的に面白かったアイデアを紹介する
- まとめ:感想
- 謝辞
- cf
デザイン思考とは
デザイン思考はそもそもシリコンバレー発の考え方ではあるが,歴史は意外に古く,そのため現在ではさまざまな流派があるらしい.広義ではインタビューを経ることが独自性となる.今回はそこにインサイトを推理するものと定義された.
今回は事前課題として日常生活における不便さなどの書き出しが課された.そこで私のものの一部を以下に示す.
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(趣味) 一人旅が好きだがホテルやツアーは2人以上向きのサービスが多い
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(移動) 大宮駅の列車の接続が不便
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学歴が特殊で説明が非常に面倒:特に高専
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様々な情報をブログでアーカイブ化しているがオフレコと言われると困る
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飼い猫の鳴く意味が分からないことがある:病気か心配になる
前述の通りインタビューを経るということで,この課題についてお互いに聞きあうことで行われた.今回は1チーム3人で,チームは誰か1人の1つの課題に絞られた.
そして相手のチームが私のものを選んだのだ.上記で赤にしたものだ.恥ずかしさの伏線回収である.
先に感想を述べさせてもらう
とインタビューされること自体がまず照れ臭い.読者は自身の提出した課題に対して,なぜかと問われたことはあるだろうか.未成年であれば,そもそも正解の示された学校のお勉強が主なため少ないだろう.課外活動くらいだろうか.大学生であっても1000字レポートなどではあまり行われないだろうし,卒論であっても心の準備ができている.対して今回は準備もあまりできていない.
加えて書いたことがある意味まずかった.先生の課したものとしては正解に近づけた自覚はあるがこれが仇となった.よりニッチな課題が求められたためだ.一般的な課題であればごまかしが利くが,これはそうはいかない.そのためワークにおけるインタビューパートで,私はマスコミに囲まれる時の人の気分になってしまった.
さらにこのブログに言及した点も自縄自縛だった.大してPVもないこのブログについて,考察や所感を述べるのは心がくすぐったい.しかも目的と問われたら,自身のアーカイブ化があるが,アウトリーチ的な”大義”がある.これが非常にこそばゆい.周囲は優秀な東工大生のトップ層だ.
そしてプロセスの話に片足を移す
が,これの深堀りが行われる.ここでマクドナルドの有名な話が引用された.これは私の知った話なので問題ないだろうし紹介しよう.
マクドナルドはかつてマーケした際に健康志向が明らかになった.これを受けて健康を意識した商品開発を行ったが結果として売れなかった.むしろ背反するビックマックの方がウケた.なぜか.ユーザが真に求めていたのがこうした商品だったというだけの話である.
ニーズにはエンジェルとデビルがあり,これが上記のマクドナルドの話の前者,後者に当てはまる.要は言葉に表れていないデビルニーズの把握こそが肝要ということだ.これはサイレントマジョリティーとノイジーマイノリティの話にも似ている.あるいはトランプ大統領の当選にも通ずるところがあるかもしれない.
そしてこれを受けて,彼らはさながらビジネスマンへの道を示してくれた.これに対し,再インタビューとしてギャップがないかの確認が行われる.ただ概ね正解というほかない.YouTubeデビューの検討なんかは下記の記事を参照といった具合だ.さすがだ東工大生,ビンゴというほかない.読者か!?
というかここまで言われちゃ早いこと実現しなければならないのではとすら思える.ただ「ん?」と思うところもあって,シャイな私にはハードルが高いのではないかという点だ.
しかしこれにも裏がある.これこそがエンジェルかもしれないという点だ.この点の解釈は相手グループに一任される.このプロセスにおいて,インタビューは厳禁となっている.インタビューから絞る点とグループでアイデアを膨らませる点,2点のメリハリこそが重要となっている.これはこれまで行ってきたWSでも同様のことが言えただろう.何にしてもまずは,アイデアをたくさん出すことこそが重要だ.この点得意な面があるので,これらの講義は面白い.
反して我々のチームではどのような話だったか.
大本の課題でのニーズとしては,Iくんのツボ押しがうまくいかないというものを選んだ.ただインタビューとその後のインサイトで親元から上京し,肌恋しいのが潜在的なニーズではないかと推察した.そこでスキンシップこそが必要ではないかと考えた.これをベースに合法的なママ活や,ツボの位置をプリントしたTシャツやAR・VRの利用,むしろ自身がマッサージ師となって仕事上でスキンシップを行うといったアイデアが生まれた.しかし動物の癒しというのが最もウケた.そこでハムスターカフェをベースとしたサービス:とっとこつぼおすハム太郎を考案した.これはハムスターがもやっとボールのようなものに入りながら,患者の背中を走ることで相乗効果を得ようというサービスだ.収益は既存のカフェに加えたオプションとして考えた.
ただこの点にも反省は多く,今日は恥ずかしい限りだ.講師がいつの間にか英語で説明し,プレゼンもいつの間にか英語という風潮になってしまった.そこで健闘を試みたが案の定即席英語は話しにならなかった.スピーキング力マジで足りません.しかも3人で分けて話す手はずがなあなあになってしまい,先発を務めた私の説明をもって終了の様相を呈してしまった.一応フォローをしてもらったが,我ながら哀れすぎてハムスターの如く穴に入りたい気分だった.Sさん...
そしてこれで終わらないのが現実の怖いところだ.
次の発表が相手チームだったのだ.そこで彼らが「彼(私)はアウトリーチ活動しています」的な話を私より遥かにうまい英語で説明するのだ.先ほど雑魚英語を提供した身としては,周りからこの英語雑魚は一体何をしているのかと思われていそうで,気が気でなかった.さらに先生も私についての追加補足をするという有様.新手の罰ゲームだったのだろうか.ちなみにアイデア自体はライブチャットという形で,彼ら自身新奇性に欠けるところに課題感があったよう.
Why:This Blog
ちなみになぜこうなったかというと,私自身がこのブログにおいて著作権などでギリギリを攻めているためナーバスになっているというのが根本にあったためだ.
こうした講義の著作権との調整や企業説明会でのオフレコといった部分は,非常に難しい.ただ前述の通り大義として社会的意義やアウトリーチ,あるいは報道的な意識が少なからずある.特に就活などにおいてマズいと思った部分は積極的に発信すべきだと思っている.ただこれには課題もあって,PVも少なく自己満足の占める点が大きい.
こうした背景などからこうした結果に落ち着いたという具合だ.そして今回は恥ずかしさからテキスト多めにはなっているが,マズいという意識のためか手法自体にはあまり触れていない.つもりだ.
というか講義で教えてもらったわけだが,こんな例もあり誰もが見れる情報でもある.
余談:ちなみに個人的に面白かったアイデアを紹介する
と,ホストによる非モテ男性向けコンサルサービスというものだ.というのも東工大生がモテないという点が表れていて留学生含め一同大ウケだった.ちなみにこの課題では先生も憐れんで誰の課題だったかは明らかにされなかった.羨ましいような気もするが.というか留学生にもウケる東工大生のもてなさっぷりとは...今回は恥ずかしさが限界を超えているので追記しておくと,私もこの仲間なので...
まとめ:感想
総括してインタビューで深堀りしていくプロセスはこれまでになく面白かった.まあ今回に限って言えば,これが恥ずかしさとのトレードオフだったわけだが.これまではあくまで自分たちで考え,いわば利己的な側面が否めなかったかもしれない.あるいは一般化しすぎていたかもしれない.また私自身は社会貢献性として,むしろマクロな社会課題:それこそSDGsやESGに絞り切っていた.日常生活においてもミクロな視点を加えるという気づきが得られた.この講義には来年度続きのようなものが設定されているが,これまた迷いどころになってしまったという具合だ.贅沢な悩みだ.
ところで英語はやはりできないので,雑魚英語の紹介チャンネルはさもありなん.あるいはコミケとかでこれらを自費出版的な...?
謝辞
アカデミックらしく謝辞で締めさせていただこうと思う.ファシリテータを務めてくださった堤さん,毎度TOTALの企画に参加させていただきお世話になっている山田先生,同じチームになったメンバー,振り返るきっかけを与えてくれた相手のチーム,他同講義で刺激をくれた学友に感謝の意を表す.
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